復興活動中!金吾龍神社 東京分祠【御朱印あり】

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北海道小樽市にある「金吾龍神社」。

祭祀の淵源は縄文時代にまでさかのぼり、太古には龍神信仰が行われ大水口宿禰の後裔に当たる人物が祠堂を建てたことで、「おおもとみや」「あらばきさま」と呼ばれ近隣の住民から親しまれ崇敬されていました。

しかし台風などの災害により、奥宮や拝殿の損傷、神宝の紛失と甚大な被害に見舞われ、今現在は東京分祠で復興を目指して活動を行っています。

大きな神社ばかりが災害による被害を報じられますが、このような小さな地方の神社でも災害により甚大な被害を受け、復興目指して頑張っていることを多くの方々に知ってもらえればと思います。

金吾龍神社の基本情報

・御祭神:大元尊神(だいげんそんしん)・国常立尊(くにとこたちのみこと)・大山祇神(おおやまつみのかみ)・綿津見神(わだつみのかみ)・荒波々幾大神(あらはばきのおおかみ)
・御神徳:商売繁盛・交通安全・家庭円満・子孫繁栄・病気平癒・諸願成就・海上安全・国土安穏・世界平和など
・住 所:東京分祠/東京都渋谷区 代々木2丁目26-5-510

・駐車場:なし
・最寄り駅:
小田急線・南新宿駅から徒歩約2分
都営新宿線/都営大江戸線/京王新線・新宿駅A1出口から徒歩約2分
JR/都営大江戸線・代々木駅北口から徒歩約5分
JR新宿駅・南改札から徒歩約8分
・開門・閉門時間:10:00~17:00
・御朱印授与時間:10:00~17:00(郵送受付あり)
・御朱印の初穂料:500~1,500円
・公式サイト:https://kingoryujin.org/
・Web授与ページ:http://www.kingoryujin.shop/
・公式Facebookページ:https://www.facebook.com/kingoryujin/
・公式ツイッター:https://twitter.com/kingoryujin?lang=ja

金吾龍神社の御由緒

金吾龍神社の起源は約3万年前にさかのぼります。

石器時代には当時の北方先住民が石棒祭祀をはじめ、約1万6000年前に、縄文人によって今のフゴッペ岬で磐座信仰が始まり、約5000年前に龍蛇神「アラハバキ」が信仰され、今の西崎山ストーンサークルのあたりに祭祀場が出来上がります。

約4000年前になるとアラハバキ大神信仰が南下していき、日本各地へと広がり、7世紀には阿倍比羅夫が進出することで古神道が伝えられました。

13世紀にはアイヌ人が柵囲いや砦といった意味を持つ「フゴッペチャシ」を作り、和人が進出してきた15世紀ころになると神仏習合信仰が広まってきたせいかフゴッペに「祠堂」が作られ、このころから「おおもとみや」「あらばきさま」といった名称で呼ばれ始めたそうです。

16世紀に入り古代の神官、大水口宿禰の69世にあたる後裔が「祠堂」を改築して宮司に就任しています。

しかし19世紀の江戸幕府~明治にかけての時代は、神仏分離政策や神社合祀などにより「祠堂」は破壊され、祭神が変更されたり古神道の禁止、さらには宮司の世襲制度が禁止されるなど、幾度となく神社の廃絶の危機にさらされてしまいます。

20世紀になると戦争により神社統制が難しくなったことから、存続のために教派神道に所属することで、内務省神社局がら正式な認証をうけ、第二次世界大戦後に宗教法人として正式に認証されました。

しかし金吾龍神社の災難はさらに続きます。

昭和の終わりころからは神社の乗っ取りにより宝物や古文書など多くの貴重な財宝が失われてしまっただけでなく、自然災害、少子化などで氏子が減ってしまい、神社そのものが状態に陥ってしまったのです。

21世紀に入ってから復興を目指して活動を進めるため、大水口宿禰(88世)が宮司として復帰しますが、小樽本社は台風や地震などの自然災害で鳥居や拝殿、奥宮などが大きな被害を受けてしまい、復興を目指すために2016(平成28)年に渋谷区代々木に「東京分祠」を開設し現在に至ります。

金吾龍神社の御朱印・御朱印帳

金吾龍神社の御朱印、500円~1,500円と他と比較すると高いと思われる人が多いかもしれません。

実はこれも神社復興のためで他の神社と比べて高い分、差額は全て神社の復興資金として「寄付」的な意味合いを持っているんです。

さらに1,000~1,500円あたりの御朱印は書置きではあるものの、見開きタイプでデザインもかなり凝っているものが多く、龍神様が飛び出すという面白いものもあるんですよ!

金吾龍神社では御朱印は郵送も受け付けているんです。

私は寄付的な意味合いで御朱印ほぼ毎月頼んでいます。

上記以外に今までいただいた御朱印をご覧ください!

ややボケ気味になってしまいましたが(汗

2019年6月・7月は織姫・彦星のイラスト。

こんな風にベースの紙に厚手のトレーシングペーパーを載せイラストが描かれている他にはない御朱印もありますよ!

ここからご紹介する御朱印は、月替わりの御朱印ではなく、金吾龍神社でお祀りしている御祭神それぞれの御朱印となています。現在はお祀りしている神社が少ないので貴重なものです。

ちなみに2019年最後の12月の御朱印は、なんと1年間全ての御朱印が印刷されている見開きタイプのものなので要チェックですよ!

LINEスタンプも発売中!

なんと金吾龍神社ではLINEスタンプも販売しています!

神社のオリジナルキャラクター「龍にゃん」だけでなく、お祭りしている神様や、宮司さん、巫女さんのイラストスタンプとなっています。

2019年11月15日にスタンプ販売が開始されているので、気になる人は要チェック!

金吾龍神社のLINEスタンプはこちらからイラストの確認・購入が可能です!

金吾龍神社(龍にゃん編) - LINE スタンプ | LINE STORE
御朱印が有名な『金吾龍神社』のLINEスタンプ第1弾。 オリジナルマスコット『龍にゃん』が毎日のトークを盛り上げます♪

復興に向けての支援

数多くの災難に見舞われ、神社存続の危機に陥っている金吾龍神社。

私も少額ですが寄付をしましたが、その時に届いた返礼品がこちら。

お守りの裏側はこのようになっています。

さらに金吾龍神社の御朱印帳は、5,000円とかなり高いと思う人が多いと思いますが、実はこちらも御朱印同様に寄付金額も含まれているんです。

特別返礼品として用意されているもので、金色パターンと虹色パターンの2種類あるのですが、私は虹色のほうを選びました。

金吾龍神社の復興に向けて寄付などを考えているけれど、少額だとちょと気が引ける、というような場合には、WEB授与所から御朱印や御朱印帳などを頼むこともで十分サポートすることができますよ。

ちなみに郵送の場合は金吾龍神社のほうも、人手不足がちで発送まで1週間かかることもあるので、気長に待ちましょう。

注文受付・発送の際はきちんと金吾龍神社から連絡が来るので安心です!

また公式サイトではボランティアなども募集しているので、お近くの方はそういったボランティア活動でサポートしてみてはいかがでしょうか。

ご奉賛という形での復興支援

金吾龍神社は小樽の本社が壊滅的なダメージを受けているため、完全に復興するにはまだまだ時間もかかりますし、莫大な費用もかかります。

奥宮や御神宝などの補修費用に関し「ご奉賛(寄付)」という形でサポートすることも可能。

ご奉賛の場合は最低金額が1口1万円以上と決まっていますが、次のような返礼があります。

  • 10口以上:御芳名を神前に奉告し永久に保存
  • 30口以上:芳名板に御芳名を刻字
  • 100口以上:鳥居に御芳名を刻字

ご奉賛方法は直接東京分祠に持参するか振込となっているので、気になる人は金吾龍神社の東京分祠に問い合せてみることをおすすめします。

金吾龍神社を名乗った詐欺に注意!

金吾龍神社だけでなく、震災などの復興支援などの募金活動は詐欺行為を行ってお金をだまし取る連中がいることが多いです。

金吾龍神社では街頭や電話・自宅訪問などでの募金活動は一切行っていないとのこと。

金吾龍神社復興を名乗って募金をお願いしに来る人は、詐欺と思って間違いないでしょう。

ちょっとでもおかしいな?と思うような人がいたら、東京分祠に連絡してください!

2019年12月現在の復興状況は?

2019年12月15日に、Facebookの金吾龍神社公式アカウントで、現座の復興状況について少しお話しがありました。

ご奉賛のおかげで御神宝の掛け軸を複数修復することができ、境内内の修復なども順調に進んでいるようです。

2019年には崩壊してしまった拝殿をようやく解体することができたそう。

意外に知らない人が多いのですが、建物を解体するのはただ壊すだけでなく、壊して出たゴミなどの処分量がかなりかかるんです。

そのため単純に解体して立て直す場合でも、ゼロから建てるより大きな費用がかかるんですよ。

奥宮の補修工事や御神宝の修繕費用はまだこれから先になるそうで、費用の工面も大変なようです。

そのため再建に向けてのご奉賛の受付けはまだ行っています。

詳しくは金吾龍神社の公式Facebookページを確認するか、東京分祠に問い合わせてくださいね。

金吾龍神社の復興を願っています

金吾龍神社の東京分祠には、なかなかタイミングが合わずまだ行くことができていませんが、来年こそは行きたいと思います。

日本の良き文化や貴重な文化財が亡くなってしまうのはとても悲しいこと。

近年宮司不在などでなくなってしまう神社が多いですが、金吾龍神社は歴史ある神社なので、頑張って復興してもらいたいなと思っています。

ささやかですが支援として、これからも御朱印お願いしようと思います。

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