上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)は、熱田神宮の境内内にある摂社です。
摂社の境内には、大国主社(おおくにぬししゃ/大黒様)、事代主社(ことしろぬししゃ/恵比須様)もお祀りされています。
熱田神宮境内にある別宮の「八剣宮」の御朱印もここでいただくことができます。
今回ご紹介するのは2017年に熱田神宮を訪れた際に、立ち寄った上知我麻神社です。2019年では若干、風景などに違いがあるかもしれません。
上知我麻神社の基本情報
・御祭神:乎止與命(おとよのみこと)
・御神徳:商売繁盛・知恵授け・家内安全
・住 所:愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1-1熱田神宮境内
・駐車場:あり(熱田神宮の駐車場)
・最寄り駅:地下鉄名城線伝馬町駅から徒歩約7分
・開門・閉門時間:24時間
・御朱印授与時間:7:00~日没まで
・御朱印の初穂料:志納(お気持ちの金額)
・公式サイト:https://www.atsutajingu.or.jp/jingu/about/yukari/kamichikama_jinja.html
・公式Facebookページ:なし
・公式ツイッター:なし
上知我麻神社の御由緒
上知我麻神社は江戸時代まで「源太夫社(げんだゆうしゃ)」と呼ばれていました。場所も熱田神宮境内内ではなく、今の愛知県警察自動車警ら隊の建物があるあたり(当時でいうと市場町の美濃路と東海道の追分のあたり)に、あったそうです。
熱田神宮の境内にに移されたのは1949年(昭和24年)、1965年(昭和40年)になって、現在の社殿を建て遷座しています。
熱田神宮内にある摂社は誰がいつどこにお祀りしたのか現在でも不明なままですが、上知我麻神社も摂社同様に、誰がいつどこにお祀りしたのかは不明となっているそうです。
上知我麻神社の境内の様子
熱田神宮境内には案内板もあるので迷うことはありません。このように上知我麻神社の鳥居の前には神社名が書かれている布が張られているのでわかりやすいです。
手水舎は龍や亀といったものはなく、小さくて至ってシンプルな作りになっています。
「熱田の地主神」とも呼ばれている、「乎止與命(おとよのみこと)」が祀られています。
参拝者は熱田神宮と比べるとかなり少ないですが、参拝者は途絶えることがなく、私が訪れたときは御朱印も数人待ちな状態でした。
落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした気分で散策することができますよ。
熱田神宮別宮の「八剣宮」もこの上知我麻神社の境内の中にあります。
こんな感じで拝殿の左右に事代主社(ことしろぬししゃ・恵比須様)と大国主社(おおくにぬししゃ・大黒様)があります。
毎年1月5日は「初えびす」で賑わう!
毎年1月5日は名古屋の正月の風物詩になっている「初えびす」が行われます。
初えびすならではの、えびすさまの御札は、商売人用の「あきないえびす」、OLやサラリーマンといった会社勤めの人向けの「はたらきえびす」そして漁業者用となる「とりえびす」の3種類があります。
このお札を授けてもらった後は、「福を逃がさない」ために、誰とも口をきくことなく、寄り道せずにまっすぐ帰宅するという風習も残っているようです。
上知我麻神社の御朱印・御朱印帳
上知我麻神社・八剣宮ともに絵柄もなく、シンプルな御朱印となっています。