この映画は「R18+指定作品」です。
レザーフェイス誕生秘話が、この作品で明らかに!
なぜ彼は、凶行を行うようになったのか。その心理や背景を知りたい人はぜひ視聴してみて!
前作はこちら!
レザーフェイスのいとこ・ヘザーが主人公作品「悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲(R18+指定作品)」については、こちらの記事をチェック!

作品詳細
原 題:Leatherface
監 督:ジュリアン・モーリー/アレクサンドル・バスティロ
キャスト:スティーブン・ドーフ/リリー・テイラー/サム・ストライク
公開日:2018年5月12日
上映時間:89分
ストーリー
「悪魔のいけにえ」シリーズの殺人鬼・レザーフェイスの幼少期~青年期が明らかに!
凶悪犯誕生の全日譚。一体何が、彼を変えてしまったのか?
殺人一家に生まれてしまった、かわいそうなジェド
悪魔のような殺人一家に生まれてしまった、天使のような男の子のジェド(後のレザーフェイス)。
日々目の前で繰り返される惨劇から逃げることもできず、ただただ家族の言いなりになり、「子供」という立場を使い、家族のために獲物をおびき寄せ、殺害するという異常な状態。
それでもまだ、家族の凶行に目を背けることのあったジェド。
普通の子供なら自分の誕生日を祝ってもらい、プレゼントをもらうのを楽しみにするものですが、こともあろうに母親は5歳の誕生日に異常な世界に我が子を引きずり込もうと、チェーンソーをプレゼントしてしまうんです!
しかしそんな異常な環境も、ジェドが8歳のときに初めて手をかけた少女の遺体がソーヤー農場近くで発見され、終わりを迎えます。
家族はバラバラ、子供たちは更生施設へ…
最悪なことにソーヤー農場の近くで亡くなっていた少女は、保安官の娘でした。当然父親である保安官は、ソーヤー家の子供たちを母親から遠ざけ、まっとうな人間にすべく更生施設にぶち込みます。
そして10年。
収監当時まだ8歳と幼かったジェドは、看護師のリジーとごく普通に会話できるレベルには回復していたものの、殺人を好む長男や攻撃的な姉が引き起こした身勝手な逃走に巻き込まれることで、次第に本性があらわになって…。
予告動画
感 想
天使のようにかわいい男の子が、凶悪犯になるなんて、誰が予想したことか。
そしてやはり、血は争えないんだなぁと感じる作品。
生まれ育った環境以前に、「血筋」の問題だったヨ
オリジナル版「悪魔のいけにえ」や「レザーフェイス一家の逆襲」をすでに視聴している人なら、もうOPの段階で「血筋」が根本的原因じゃないかっていうの、わかってると思うんですよ。
人間、生まれ育った環境が大人になったときの性格や思考パターンを決めるという話はよく聞きますが…。
ソーヤー家に関しては、環境というか、遺伝子レベルで凶行に及ぶ思考なり、ちょっと人とは生死や理性のズレた基準が受け継がれているんじゃないかと思えるレベルでした…。
全てはジェドの心が純粋すぎたせい?
序盤、ジェドは幼いながら家族が行う凶行を否定するように、誕生日プレゼントにもらったチェーンソーを投げ捨てたりするシーンがあります。
家族にいわれるまま、獲物となる少女をおびき寄せる。
でもそんな幼い彼の目に、なんだか迷いが生じている・こんなことやりたくないというような感情がこもっているように思えて仕方なかったですね。
収監されて10年、比較的まっとうな(まぁそれでもアレな環境ではあるけれど)で、一家のボス的存在だった母親と引き離されて育ったことでごく普通の生活も夢ではなかっただろうに…。
後半、唯一まともな人質の看護師・リジーの言葉すら信用できなくなっていくジェド。やっぱり赤の他人より、血のつながりのある家族の言葉の重みや呪縛は、そう簡単には乗り越えられないものなんだなぁと…。
本当はリジーのことを異性として「好き」だったんじゃないか?
これはただの憶測。
なんとなく、だけどあんな環境で仕事ではあっても自分に優しくしてくれる異性の存在って恋愛対象になりやすいと思うんですよね。特にジェドの場合、母親があんな人ですし…。
もしもジェドがレザーフェイスとして覚醒せず、ハッピーエンドで終わるストーリーがあったなら、リジーと一緒になったっていうのもありなのではとも、ちょっと思ったり。
…でもリジーがレザーフェイスとして覚醒したジェドとくっついて、ソーヤー家の仲間入りとかいうパターンも考えたら怖いですねw
シリーズ作品中では比較的グロシーンはマイルド?
マイルドという表現があっているのかはわかりませんが(苦笑)。
オリジナル版の「悪魔のいけにえ」や「レザーフェイス一家の逆襲」、リメイクの「テキサスチェーンソー」などと比べると、グロシーンは少ないと思うし、描写も目を背けるようなシーンはなかったような気がします(あくまでホラー慣れしてる人の場合)。
個人的にはそういった視覚的なものよりも、ストーリー性を重視した作品だなと感じました。