死霊館

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「死霊館」の作品詳細と、簡単なレビュー。

この映画は「PG12指定作品」です。

悪魔相手の映画ですが、日本の心霊もののような精神的にくるホラー映画。

アメリカに実在する超常現象研究家「エド&ロレイン・ウォーレン夫妻」が過去に関わった心霊事件をベースに作られた作品で、「悪魔の棲む家」のにも通じるものがあります。

作品詳細

原 題:The Conjuring
監 督:ジェームズ・ワン
キャスト:ヴェラ・ファーミガ/パトリック・ウィルソンほか
公開日:2013年10月11日
上映時間:112分

ストーリー

1971年、ロードアイランド州にあるハリスヴィルの郊外にロジャーと妻キャロリン、そして5人の娘たちが引っ越します。

子どもたちの名は長女アンドレア、次女ナンシー、三女クリスティン、四女シンディ、五女エイプリル。

家は古い一軒家でしたが大きくて家族7人が住むには最適な感じに見えました。

引越し当日から不穏な空気が……

引っ越してきた当日、愛犬のセイディーが吠えまくり家に入るのを拒みます。そしてロジャーがセイディーをひと晩外でつないで放置したせいで、翌朝かわいそうなセイディーは死体となって発見されます。

その日の朝、家の中にある時計はなぜかどれも「午前3時7分」で停止するという不可解な現象が起こっていました。

そしてキャロリン本人が気づかないうちに原因不明のあざができ始め、日に日にキャロリンのあざは体中に広がっていくありさま。

さらに深夜になると異臭家中に異臭が漂うようになり、家族も徐々に不気味な現象を体験し始めるのです。

次々と一家の身に怪奇現象が起こり、一時期収まっていたはずのシンディの夢遊病が再発……。

エイプリルが見えない少年と話ししている?

ある日、キャロリンはエイプリルが見えない誰かと話しをしていることに気づき、さりげなく誰と話しているのかと尋ねると、ローリーという少年と話しをしてるというのです。しかしそんな少年は見当たりません。

その後もペロン一家には怪奇現象が起こり続け、クリスティーンが「霊が皆殺しにすると言っていた」と家族に伝えます。

そしてついに自身も怪奇現象を目の当たりにしたキャロリンは、超常現象研究家として有名なウォーレン夫妻に助けを求めますが……。

予告動画

感 想

久々『ホラー』と言える作品を見たような気がする。

「背筋が凍る」まではいかないものの緊張感のあるホラーが観たい、事実に基づいたホラー映画がいいという人にはおすすめ!

死霊館は事実に基づいて作られている作品

オカルト好きやオカルトマニアの方はご存知かと思いますが、この作品はアメリカで有名な超常現象研究家『エド&ロレイン・ウォーレン夫妻』が調査した事件です。
この夫妻、あの実際に会った事件で有名な『悪魔の棲む家』の元になるアミティビル事件の調査も行ってるんですよ。

今回夫妻実際に夫妻が登場し、事件を解決するのですが現実では相当苦労したようですよ。

魔女の怨念はすさまじい

今回、被害に遭った一家が引っ越したのは、その昔魔女だった女性が自殺したといういわくつきの土地です。時計が止まった時間にも霊的な意味があり、いい感じに最初から心霊現象起こっています。

初日に死んでしまった犬はちょっとかわいそうですが、この手の作品だと飼っているペットが最初に犠牲になったり、何かを感じるのはホラーの定番でしょう。

そして幽霊や魔女もなかなか姿を見せることがなく、「見えない恐怖」でじわじわ追い詰めるのも日本の心霊ものっぽい雰囲気でいい感じ。

作品中で、この土地についての歴史が語られる部分があるのですが、これ地元じゃ心霊スポットとして有名になっていてもおかしくないような気がするんだけど、そういった事実はなかったのだろうかとちょっと疑問でした。

霊感ある人にはつらい環境の土地だった!

序盤からキャロラインの体にできる謎のあざですが、霊につけられたものなんだろうなと予想はついていました。しかし日に日に数が増えていくことに意味があるとは思っていませんでした。

このあたりの表現は下手なホラー映画よりも描写もすごい良い出来だと思います。

しかし5人いる娘のうち、クリスティーンとエイプリルは霊感があるのに、家に入る前に土地の不気味さとか感じなかったのかというのがちょっと謎なんですよねぇ……。

それにあんな環境なら、霊感あるなら体調悪くなって病気とかなっててもおかしくないよなぁとか。実際、霊感というものがなくてもカンの鋭い人だとこういういわくありげな土地に行くと、何かおかしいって感じること多いみたいですよね。

最終的にはやっぱり生きている人間の心と、母親としての子どもに対する愛情は強いっていうのを感じさせる映画でした。

もう少しロレインの心理描写が欲しかった

全体の雰囲気や出来はとても良いと思うのですが、個人的には霊や悪魔を見ることのできるロレインの心理描写シーンがもう少し欲しかったです。

まぁ、どちらかというとメインはエドとロレインではなく、ペロン一家なのでその辺は仕方ないのかもしれませんが……。

この作品の続編『死霊館 エンフィールド事件』は、また別の家族に起こった超常現象を元に映画が作られており、そちらでもエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が活躍しています。

続編「死霊館 エンフィールド事件」はこちら!
死霊館 エンフィールド事件
「死霊館 エンフィールド事件」の作品詳細と、簡単なレビュー。「死霊館のシスター」の前日譚!前作よりも悪魔の凶悪さが増している作品です。前作同様こちらもアメリカで有名な超常現象研究家「エド&ロレイン・ウォーレン夫妻」が実際に体験した事件を元に作られています。

 

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