「ファイナル・デッドサーキット」の作品詳細と、簡単なレビュー。
この映画は「R15+指定作品」です。
ファイナル・デスティネーションシリーズ4作品目。前作を観ていなくても楽しめますが、今までのパターンを理解していないとOPからびっくりかも。
作品詳細
原 題:The Final Destination
監 督:デヴィッド・R・エリス
キャスト:ボビー・カンポ/シャンテル・ヴァンサンテン/ミケルティ・ウィリアムソン/ニック・ザーノほか
公開日:2009年10月17日
上映時間:84分
前作「ファイナル・デッドコースター」はこちら!

ストーリー
今回は私は最初の映像がニックが見ていたビジョンとはわからず、まさかのいきなり主人公死亡からスタート?とびっくりしてしまいました。
シリーズ作品同様、序盤から人が死にまくります。
友人や恋人との楽しいレース観戦のはずが……
主人公・ニックは恋人のローリーと一緒に友人のハント、そしてハンとのガールフレンドのジャネットと4人でサーキット場にカーレースを観戦していました。しかしレース開始後に、突然自分達が巻き込まれる大規模なレース事故のビジョンを視てしまったニック。
自身の視たことが確実に起こると直感で感じたニックは、ハンとたちに事故が起こると伝えるも、冗談だと思われてしまう始末。そしてニックの発言を聞いた周囲の人達が怒りだし、ひと悶着起こしそうになり慌ててニックたちはレース場の外へ。
しかしニックたちが会場外へ出たのとほぼ同時にコース内で事故が起こり客席にまで飛び火し、古びたレース場の建物が崩壊してしまうという大事故に発展。ニックが視たビジョンどおり、この事故で多数の人が亡くなってしまうのでした。
レース場の事故を生き残った人達が謎の死を遂げる…
レース場の事件後から、ニックは不思議なビジョンを視るようになり、やがてそのビジョンがレース場の事故で生き延びた人達が死ぬ前に視ることに気づくのです。そしてローリーとハント、ジャネットに話します。
ニックの見たビジョンは次に死ぬ人物の死を予言しているものだとわかり、死の連鎖を止めようとしますが…。
予告動画
感 想
クラッシュした車のドアが飛んできて体が真っ二つ、上から落ちてたコンクリートにプッシュとか。最初から人の死に方がなんかエグイです……。
この映画の死因になる事故って、ちょっとした不注意で起きそうな事故や、偶然小さな事故が重なった形で亡くなってる人が多いんですよね。
個人のちょっとした不注意を、目に見えない何かが手を加えて事故を起こしているので、人間の命を狙っている存在は、それなりに知能高いんでしょう。
ヘアーサロンの事故とかもちょっとした偶然の重なりで起きているので、条件がそろえば普通にありえそうで怖いです。
なぜ、順番にこだわるのか?
毎回人の命をもてあそんでいる悪意ある何かは、どういう人選してリストの順番を決めているのかいまだに謎です。しかし死ぬ予定の人が順番通りにが死なないとダメ、と順番にやたらこだわっています。
ジョージなんか先に死ぬ予定の人が生きていたために、自殺させてもらえず助かったってぬか喜びしてたくらい。どうせ死ぬなら順番なんかどうでもいいと思うんですけどねぇ……。
何をそんなにこだわっているのか。
ちなみに死亡シーンはほとんどが即死。
あまり苦しむ姿がないので見ていてあっさりしてるせいか、死亡シーンが印象に残らなかったです(私だけか?)。
唯一今作で苦しかっただろう死に方とは?
今回唯一苦しかったんだろう死亡シーンは、個人的にはハントの死亡シーン。
プールでの事故だったんだけど……あれ実際に子どもだとあり得そうで怖いですよ。
あんな目にあったら先に溺死していそうな気もしますが、アレはかなりえぐいと思う。実際目の前であんな事件起きて子どもがアレ観たら、確実にトラウマになってプール怖がりそうです。
事故のビジョンのシーンが本当に起こったことなのかと錯覚する場面が今回は多くて、最後まで観ないとビジョンなのか実際に起きていることなのか頭混乱すると思います。
後半の映画館の惨劇シーンは結構ビジョンの時間が長いうえに、2回もあったのでえ~?って感じでしたが……。
相変わらず最後まで理不尽なことづくめで終わります。
何も考えずに観れるのはいいんだけど、悪意ある何かの正体がわからなくてもやもやする映画。そしてスプラッタ苦手な人にはおすすめできないすね。