コンスタンティン

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「コンスタンティン」の作品詳細と、簡単なレビュー。

キアヌ・リーブス主演作品!

原案はアメコミのDCコミックで人気の「Hellblazer(ヘルブレイザー)」という作品。

キリスト教の宗教色の濃い作品ですが、ファンタジー映画として楽しめます!

一時期はコンスタンティン2の制作予定もあったそうですが、現在白紙状態といっていいかも……。

作品詳細


原 題:Constantine
監 督:フランシス・ローレンス
キャスト:キアヌ・リーブス/レイチェル・ワイズ/シャイア・ラブーフ/ティルダ・スウィントン/ピーター・ストーメアほか
公開日:2005年4月16日
上映時間:121分

ストーリー

世界は、天国・人間界・地獄の3つの世界で成り立っており、それぞれの世界の住人は別の世界へと自由に行き来することはできないが、天使と人間、悪魔と人間の中性的な存在「ハーフブリード」が人の姿で人間界に住み着いていた……。

末期がんの主人公!?職業はエクソシスト!

主人公・ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーヴス)は、末期の肺ガンで余命幾許も無い状態。人間以外のものを視ることができるコンスタンティンは、その力のせいで子どものころに苦しみ、自殺未遂を犯した過去があります。

キリスト教のカトリックでは、「自殺=地獄に堕ちる行為」。そのためコンスタンティンは人々を助ける悪魔祓いによって善い行いを積み、神の恩赦を得て自分の死後の運命を変えようとしていました。

いつもと同じ悪魔祓いのはずが……

そんなある日、いつもと同じように悪魔祓いを行っていたコンスタンティン。このとき少女にとりついた悪魔が人間界へ潜入しようとしたのを目撃。

少女に憑りついた悪魔が人間界に侵入したことがきっかけで、世界の均衡が崩れ始め、世界の均衡を保とうと試みるコンスタンティンとその仲間たちに不穏な影が忍び寄り……。

予告動画

感 想

キアヌ・リーヴスが主役なのと、ジャンル的に好きなジャンルだったので、視聴もせずにDVD買いました。個人的に評価は星5つ中4つけてもいいくらいな作品だと思います。

この作品では基本的に神側と悪魔側に別れていますが、主人公は特殊能力を持った人間で、エクソシスト(悪魔祓い)を仕事にしているので、神側ですね。神と悪魔の対決と聞いてゴッドサイダー思い出した自分……。

グラフィックも綺麗だし、小物も作り込んでいて格好よいですが、キリスト教の宗教色が濃い作品『自殺はダメ』というメッセージが感じられます。

コンスタンティンの前にガブリエルが現れますが、大天使のガブリエルじゃない点に注目。この映画の中で人間界に干渉できるのは「ハーフブリード」なので、このガブリエルもハーフブリード。

ガブリエル役のティルダ・スウィントンさんが中性的な感じで、なんだか不思議な感じでした。

まるでゲームに出てきそうな武器が沢山

悪魔側のハーフブリードと戦うために、コンスタンティンは武器を使うのですが、これがまたゲームに出てきそうなアイテムばかり。

十字架の形をした「聖なるショットガン」。聖なる言葉が書かれている聖属性武器なため、これで殴っただけでも悪魔側のハーフブリードはダメージくらうという代物。弾丸もしっかりと聖具を溶かしたもので作られているという、悪魔に強力な一撃をお見舞いできるアイテム。

純金製の火炎放射器「ドラゴンの息」、聖なる言葉の書かれたメリケンサックなんて楽しいアイテムも出てきます。

地獄は砂嵐がひどい

コンスタンティンは少女を助けるために、自ら両手首を切って自殺をするシーンは見ているこちらが痛いです。手の腱がきれるくらい深く両手首を切るんですもん……。

手首を切ってひん死の状態になった時に地獄へ行くのですが、これがまたすごい。地獄は荒れ果ててます。強風で砂埃ひどくて、私みたいな鼻炎・喘息持ちがいったら速攻死ねそうでした。

地獄をうろついている人外な生き物は、顔が上半分なかったり人の形はしているものの、手足が長くて結構不気味で気持ち悪かったです。キリスト教(カトリック)だと地獄ってあんな感じのイメージなんだなーと思ったけど、世界の雰囲気自体はそこまで怖いとは思わなかった。

サタンは普通のおっさん

最後の方でサタンが登場しますが、普通のおっさんの姿でした。白いスーツを着た、どこかのマフィアのボスっぽい感じです。ピーター・ストーメアの演技が良かったのと、配役が合っていたおかげか違和感がなかったです。

日本だとなんでも美形化・若年層化しちゃうけど、あれくらい渋いおっさんキャラでも雰囲気十分だし、おっさん好きにはたまらないんじゃないかな?

腐女子妄想全開できる映画!?

しかし。

この作品も若干腐女子傾向な友人に教えられた(か、一緒に見ていたのかうる覚え)のですが、 最後の「神とサタンの主人公の奪い合い」シーンで腐女子思考全開できます(何)。

残念ながら神の姿がわからないままで終わってしまいますが……。神様にはぜひ姿を現してもらい、サタンと対峙してコンスタンティンの奪いあいして欲しかった……。

ラストのハーフブリードの子は一体何を意味しているのか……。

続編ありそうな終わり方なのに、続編ないのが残念。

 

キアヌ・リーブスが主演のわりにあまり話題にはならなかった記憶がありますが、結構楽しめるオススメな1本です。

海外ではドラマが作られたが……

海外ではTVドラマシリーズが製作されましたが、こちらはキアヌ主演ではないうえに、ファーストシーズンで打ち切り終了という悲しい結果に。

動画視聴サイトで取り扱いされていることもあるので、気になる人はドラマもチェック!

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