「デモンズ2」の作品詳細と、簡単なレビュー。
1986年と20年以上前の映画ですが、なかなかいい雰囲気出している映画。
前作を観ていないとナゾなキャラが一部いますが……。
この作品単体でも楽しめます。
作品詳細
原 題:Demoni 2: L’incubo ritorna
監 督:ランベルト・バーヴァ
キャスト:デビット・ナイト/ナンシー・ブリリ/コラリーナ・カタルディ・タッソーニ ほか
公開日:1986年(日本未公開)
上映時間:91分
ストーリー
サウナやトレーニングジム・日焼サロンなどが入った高級マンション!
完全オートロック、警備員常駐のセキュリティの高さが逆に命取りに?
とあるパーティで悩む一人の女性が見たテレビ番組は…
サウナやトレーニングジムなどを完備、完全オートロックという高級マンション。この日は10階に住むサリーの誕生日で、お祝いするために友人・知人が集まり近隣の迷惑なぞおかまいなしに、大きな音でロックを流し踊っていました。
隣には新婚のジョージとハンナ夫妻が住んでいましたが、騒音はかなり大きく家に一人でいたハンナにも聞こえているほど。
サリーは衣装が決まらないことでいらだち、部屋に籠ってテレビを見始めますが、そのテレビ番組ではデモンズの映像に見入っていたのですが、突然デモンズが画面の中から現実世界に出て実態化……。
サリーは逃げることができずに襲われ、デモンズと化したサリーはパーティに来た人達を次々と襲っていくのでした。
他の階でもデモンズの増殖は止まらず……
デモンズに変容していくサリーに気づかない人々。デモンズに変化したサリーは大量の血を噴出、その血は酸のように床や配線を溶かし、階下へと流れ、血を浴びた人や犬が次々とデモンズに……。
警備員が外部と連絡を取ろうとするも、電話も通じずセキュリティが高いことが仇になり人々は閉じ込められ次々とデモンズの餌食に。
たまたま外に出ていて帰宅途中だったジョージはエレベーターに閉じ込められるものの、無事に帰宅しハンナと共にこの地獄のような環境から逃げようとしますが……。
感 想
この映画、子どもの頃にテレビで見た覚えがあるんですが、当時はゾンビ映画だと思っていたんですよね。大人になった今観てみるとゾンビ映画ではなく人間が悪魔(?)になったものでした。
そしてホラーものを観慣れてしまったせいか、全く怖くない……。
このデモンズというタイトル、3以降は制作サイドではなく、日本の映画配給会社が勝手にデモンズとタイトルと付けてしまってるんです。デモンズは2で実質完結、3~6は別ものと考えて視聴したほうがよいようです。
……がそうなると、なんだかこの作品も中途半端な終わり方のような気が。
まぁ、深く考えないほうがいいですね。
古い映画なので画質が悪い!
画質は……まぁ古い映画なので、あまりきれいとは言えないかなー。
サリーが主人公かとと思っていたんだけど、結局ヒロインってハンナですよねこれ……。
序盤でサリーにケーキを分けてもらおうと、ハンナがドアをノックするシーンがあるります。しかし、これって海外だと普通のことなんだろうかと疑問が。招待されているわけでもなく、特別親しくもない隣人にケーキ分けてもらおうとか、ちょっと図々しすぎるなぁと思うのは私だけ?
襲われた人が次々とデモンズになり、その血を浴びた人間やデモンズの血を舐めた犬もデモンズになる……。
この点は若干ゾンビと増殖方法が似ていると思いますが、テレビを介して復活したりと厄介そうな相手ではあるよね。
完全に根絶やしにする方法はあるんだろうか……?
アキロン大王が出てきた意味はあったのか?
前作を観ていなくても楽しめるかなーと思っていたんだけど、ハンナを襲った少年のお腹から誕生したナゾ生物がわからなくて、他のネタバレサイト色々調べたところ、「アキロン大王」という名前なのは分かったんですが……。
大王って言うくせにめちゃくちゃ弱えぇ……。
他のデモンズとは違うのは外見や少年の体の中から現れた時点でわかったんだけど、見た目なんか毛のないギズモみたいな。結局すぐ退治されるから、どういう理由ででてきたのかがわからないまま終わるのはいかがなものかと思う。
ビルの外にデモンズは出ることができないのか?
しかしこの映画、ロックされた高層ビル内での出来事で終わってるけど、デモンズがすべて死に絶えたわけではないんですよね。
外部の人間が住人と連絡が取れないってなって外部からロック解除したら、一気にデモンズ増えてバイオハザードなみに世界崩壊しそうなんだけど……。
というかあのテレビ局、あの高層マンション以外に電波流していないの?という疑問が生まれますよね。
もし外部に流していたのだとしたら……。
ハンナとジョージに逃げ場がないような気がします。