「キック・アス」の作品詳細と、簡単なレビュー。
アクションシーンの動きが割とさばさばしていて見ていて楽しいですが、R15指定映画です。
主人公のだめさ加減に最後まで我慢できれば、楽しめる映画だと思います。
作品詳細
原 題:Kick-Ass
原 作:キック・アス(アメコミ/原作:マーク・ミラー/作画:ジョン・ロミータ・Jr)
監 督:マシュー・ヴォーン
キャスト:アーロン・ジョンソン/クロエ・グレース・モレッツ/クリストファー・ミンツ=プラッセ/ニコラス・ケイジ/マーク・ストロングほか
公開日:2010年12月18日
上映時間:117分
ストーリー
アメコミ好き、スーパーヒーローに憧れるオタクな高校生デイヴ。
こっそりとネットで手に入れたコスチュームでコスプレで我慢していればいいものを……。
何を思ったのかコスチュームを身に纏ってそのまま街に繰り出し、「キック・アス」というヒーローになりきるところから物語が始まります。
正体がわからないからどんなことでも出来ると思ってしまう?
いくらコスチュームを身に着けたといっても、所詮はごく普通の何の能力も持たない人間。
アニメや映画のように特殊能力が付くわけでもありません。
最初のパトロールで人を助けるどころかボコボコにされ重傷を負ってしまう始末。
そしてその治療で体中に金属を埋め込む羽目に……。
さらに怪我のせいで神経が損傷してしまい、痛みに鈍感になったデイヴ。
ここでやめておけばよかったのに、打たれ強さを身につけてたと勘違いし、懲りずに街のパトロールを再開します。
活動の様子が根っとにUPされてしまい有名になる
街中での活動の様子を、周囲にいた一般人が撮影し動画サイトにアップされてしまうことで、キック・アスの名はたちまち有名に。
キック・アスの活躍を知った地元マフィアのボスは、なぜか最近起きたトラブルをキック・アスの仕業と勘違いし抹殺するよう命じてしまいます。
しかしマフィアのトラブルの元凶はキック・アスではなく、影でマフィアへの復讐に燃える元警官「ビッグ・ダディ」と、恐るべき殺人マシーンへと鍛え上げられたビッグ・ダディの娘「ヒット・ガール」だったのです。
ビッグ・ダディとヒット・ガールに出会ったキック・アス。
その後の活躍はいかに!?
予告動画
感 想
ビッグ・ダディどっかで見たことあるなあと思ったら、ニコラス・ケイジだったんですね。
調べるまで全く気がつかなかったorz
ヒット・ガールがあっさりと無駄な動き一つなく、気持ちいいくらいさくさくやってくれるんですよ。
ヒット・ガールの子、かなり練習したんだろうなあ。
動きは、私個人はかなり良いと思います。
ダメダメすぎなヲタ主人公
しかし主人公は……。
しょせんはヒーロー好きななりきりオタクで、普段から体鍛えているわけでもないので、体力ないし使う武器もちゃっちくてへたれすぎ。
基本ホントにヘタレなんで「正体ばれたらどうしよう?」とかって葛藤もあり、「死んじゃうかも?」とか考えて怖気づくし。
まぁそこが逆に、一般人らしい人間らしい普通の反応だよなーと。
ラストでいいとこ持っていくけど、ヒット・ガールとビッグ・ダディのインパクト強すぎでかなり影が薄い。
でも原作もこんな感じで、基本的に普段はダメダメキャラなんでしょうね。
最後の最後でヒーローらしい勇気出して奮闘しますが、あまり印象に残ってないのは、ヒット・ガールの活躍が過ごすぎたせいかな?
ビッグダディはどこで武器調達しているのか?
しかし、ビッグダディは一体どこからあんな武器調達してくるんだろう?
原作読んでないから詳細知らないだけかもだけど、まさか全部悪者のアジトから盗んだものか自作品?
主人公が余計なことしなければ、もしかしたらビッグ・ダディも死なないですんだのかも?という疑問が残りました。
それにしても、キック・アスを呼び出すために、マフィアのボスのアホ息子がヒーローごっこで呼び出すという発想が……なんだかねぇ。
主人公より、ヒット・ガールのその後が気になる。
大人になって普通の生活しているのか……?
ストーリー的には、ビッグ・ダディとヒット・ガールメインの映画を作った方がよかったんじゃ?と思えるほど、主人公がヘタレすぎで最後もあんまり感動的というほどのものでもなかった。
全員特殊能力なんかない普通の人間なので、ストーリーよりもアクションシーンが見どころの作品です。