おバカすぎて逆に面白い?
綺麗めゾンビなのでホラー苦手な人でも観やすい作品!
どこかで見たようなシーンもありで、ホラー映画好きな人にはぜひ観てほしい作品です!
作品詳細
原 題:Zombibi
監 督:マルテイン・スミッツ
キャスト:ヤハ・ゲイアー/ミモーニ・ウル・ラディ/セルジオ・ハッセルバインク/ジジ・ラベッリ/ユリア・アルンヘム/ノエル・デーレン
公開日:2013年6月8日
上映時間:86分
ストーリー
ブラック企業で働く主人公・アジズ。
そして毎日上司に奴隷のような扱いを受けている彼が片思いしているのは、部署内でも高値の花のテス。しかしテスがアジズを食事に誘ったことから、アジズは上司の怒りを買ってしまいます。
テスに誘われたことで仕事をクビに…
アジズがテスに誘われたのを見た上司は、残業を命じますがこの時運悪く兄のモーから電話が。上司が側にいるにもかかわらず電話に出てしまったアジズ……。
モーはとあるプールパーティ会場から電話かけてきて、大音量だったため上司に内容を聞かれてしまい、アジズはその場でクビにされそのままモーのいるパーティ会場へ荷物を持って直行します。
このときちょっとしたトラブルが起きてしまい、モーがパーティ主催者であるボスを怒らせてしまったことで、アジズとモーは手下のノーランとジェフェリに追われる羽目に。
そしてそのままパーティ会場で乱闘を起こしてしまい、その結果四人は仲良く警察署の檻の中へ……。
一夜明けると世界の様子が一変していた
何も知らないテスは、夜オフィスで一人アジズを待っていました。そんな彼女を上司が誘うも拒否されてしまいます。
テスが去ったオフィスで一人、上司がふと窓から外を見ると、隕石のような謎の物体がいくつも地上に落下している風景が目に入ります。
翌朝、檻の入り口が開いていることに気が付いたアジズ達。周囲には警察官が一人もいないのを確認するとアジズ達は脱走するため、没収された私物を取りにロッカー室へ。
スマホを取り戻したアジズは留守電が15件も入っていることに気づきます。不思議に思い聞いてみると、テスから「助けて!」とヘルプコールが!
モー、そしてノーラン、ジェフェリと共に外に出ると、街は暴動や戦争でもあったかのように荒れ果てていました。周囲の様子をうかがっていると、突如電動車椅子に乗ったおばあさんがモーに突撃し……。
予告動画
感 想
んー、やっぱりいい意味でも悪い意味でもB級映画。
作品前半は、アメリカンジョークっぽい下ネタが多め。
日本と外国の差か個人的には笑えるポイントはほとんどなかったですね。
綺麗系なゾンビとの格闘シーンはまずまず
ゾンビとの格闘シーンは、まずまず。
頭を狙うと言う基本的な設定はそのままだけど、武器の種類が豊富!
銃の他にボウリングの球や木製ハンマーなどと色々楽しめます。
ゾンビの血が緑色ですが、ゾンビ自体が綺麗すぎてあまり怖さを感じません。かといって私は気持ち悪いとも思わなかったのですが、これは個人差があるかな。他のゾンビ作品と比べると見た目が綺麗で、ゾンビの動きがかなり遅すぎて緊張感が感じられません。
前半30分くらいは国内にゾンビが出現するまでの話なので、だらけ気味な感じ。中盤くらいからやっとゾンビがわんさか出てくる感じで、そこまではあまりグロイシーンもないです。
何かが微妙にずれてる人たち
驚いたショックの反動で、思わずボウガンで目の前にいる人間を殺してしまう、店の客をゾンビに食べられ怒り狂っている人とか、そこ少し怒るポイント違うだろ!と突っ込みたくなるシーンが多い。
B級、それもホラーコメディ映画ならではの突っ込みどころは満載です。
終盤、ロシアからいかにも最後まで残るんだろうなと思わせる爆弾処理のエリートという軍人がヘリで到着するんですが到着するなり、ダメダメすぎる結果に。
後半でテスがとんでもないビ○チだというのも発覚して、100年の恋も冷める思いをしたアジズはちょっとかわいそうでした。
結局ゾンビが蔓延する原因となったらしい、緑の液体の正体が何だったのかわからないまま終わりっちゃうのは、B級映画ならでは?
続編がありそうな終わり方
ラストは「ちょっとまて!一体何がどうなってそんな状況になった?」となる人がほとんどでしょう。続編あるような終わりですが……残念ながらないみたいですね。
まぁ何も考えずにさらっと見ることができる作品です。
ホラー映画でも笑える作品を観たいときや、何も考えずに見ることのできる映画を探しているときにおすすめかな。