この作品は「R15指定」作品です。
この作品に登場するエヴェリンのような女性、リアルに「いる!」って思う人多いのでは……?
ゾンビもの、かつラブコメ作品なので、ホラーやスプラッタ苦手な女性にもオススメです!
作品詳細
原 題:Burying the Ex
監 督:ジョー・ダンテ
キャスト:アントン・イェルチン/アシュリー・グリーン/アレクサンドラ・ダダリオ/オリヴァー・クーパーほか
公開日:2015年10月24日
上映時間:90分
ストーリー
どこから届いたのかわからない悪魔の人形……。
主人公・マックスの彼女・エヴェリンが悪魔像の前で願いを口にしてしまうことで、悲劇が始まります。
正体不明の悪魔像
主人公・マックスは、しがないオカルトグッズショップの雇われ店長。
ある日いつもどおり店に届いた荷物をチェックしていると、注文した覚えのない「悪魔のジーニー」がダンボールに入っているのに気付きます。ジーニー像に付けられたタグには、「悪魔の力でどんな願いも叶える」と書かれていました。
エヴェリンを店に呼び出してしまったのが間違いだった…
店に自分以外の人がいないことをいいことに、荷物のチェックを終えたマックスは、仕事中の恋人・エヴリンに電話をします。
マックスからの電話を受け、仕事中にもかかわらずエヴェリンは店行き、マックスとしいちゃつきはじめるのでした。そしてマックスとの会話中、段ボールの中に片付けられていたジーニー像を手近な棚に置いたエヴェリンは、その前でとある願いを口いしてしまいます。
エヴェリンの願いを聞いた、ジーニー像の目が怪しく輝板かと思うとゆっくりと煙が出てきて……。
予告動画
感 想
実はこの作品、2008年に公開されているアラン・トレッツァ監督の「Burying the Ex」を長編にした作品です!
マックスの兄を襲うシーンと、ラストでエヴリンと戦うシーン以外はグロ・暴力的な描写はほとんどありません。
彼女の執着心・依存心が酷い!
エヴェリン本人が言うには、「母親が死んで心を閉ざしていた」そうですが……。
彼氏のマックスへの執着が凄過ぎ。
他の女性に彼氏を取られるのは、誰もが嫌なことだと思うものですが……。
エヴリンは「相手のこと考えず、自分のことばかり押し付けるタイプ」なんですよね。この映画を観てると、実際に自分の周りにもこんな人もいるよなぁ、って思う人多いんじゃないでしょうか。
実際私も実害にあったことはないけれど、こんなひどい人いるよなーと思っちゃうほどだし。
そしてふと。
「ストーカーする人ってこんな思考なのか」とも思ってしまった。ここまで自分一番で考えられる女性って怖いです。会社や友人・知人関係もこんな状態なら、本人は友達って思っている人にすら距離置かれてそう……。
ゾンビの設定が他とは違う!
悪魔によって甦った設定のせいか、ゾンビの設定が独特な気がします。
他の映画のゾンビなら大抵首が折れたり、頭にダメージを受ければそれで終わりです。しかしエヴリンは……首が折れても自分で直すし、頭にダメージを受けていても倒せません。
復活直後からず~っと、人間だったときと同じように動くし会話もでき、お酒も飲めるんです。生き返ったばかりの頃は、生きている人間と比較すると肌や瞳の色が少し悪いなぁ、程度なのでかなり綺麗。
しかし復活してから日が経つにつれ、「ところどころ肌が剥がれ、髪の毛が地肌ごと剥がれてきたり、ハエが周囲を飛び回る」という状態になっていくのは、かなりこだわっているんじゃないかと。
最初にハエが飛んでるシーン観たときはクスッとしましたねw
しかし物語後半になっても店にジーニー像が届いた理由や、襲われたマックスの兄が悪魔にお願いしたわけでもないのに、ゾンビになった理由は不明なまま。消化不良気味な点が多いのがちょっと残念。
ゾンビが2人しか出てこない、グロ・暴力的シーンが少ない作品です。
ゾンビ映画が苦手という人や、これからゾンビ映画を観ようと思っている人にはおすすめできる作品ですね。