カリフォルニア・ゾンビ逃避行

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「カリフォルニア・ゾンビ逃避行」の作品詳細と、簡単なレビュー。

この作品は「PG12指定作品」ですが、グロ度低めなコメディよりのゾンビ映画作品。

しかしラストは泣けるかも。

作品詳細

原 題:APRIL APOCALYPSE
監 督:ジャレッド・ターノル
キャスト:リース・トンプソン/レベッカ・ブランデスほか
公開日:2014年5月20日
上映時間:84分

ストーリー

幼馴染のエイプリルに片思いしていた主人公・アーティ。しかしエイプリルは父親の仕事の都合で引っ越してしまい、離ればなれになってしまうのでした。

エイプリルと別れて3年後に事件が起きる

エイプリルと別れた3年後。

地下室でラジオのDJをしていたアーティは、すっかり引きこもりになっていました。そんなある日、家族の説得を無視して一人でエイプリルに会いに行こうと決心します。

アーティは車を運転しエイプリルに会いに行こうとしますが、いきなり目の前に出現したゾンビに驚きハンドルを切りすぎて単独事故を起こしてしまいます。

ラジオからは不気味なニュースが……

車の事故で気を失っていたアーティが目覚めると、カーラジオからニュースが流れていました。そのニュースの内容はウィルスが広がりゾンビが出現しているというもの。

しかしそのニュースを軽く聞き流し、車が故障したため仕方なく車を降り、歩いて自宅に戻るアーティ。無事に自宅に帰宅するも、自宅でゾンビに襲われこのとき腕を噛まれまてしまいます。

何とか自力で目の前のゾンビを倒し、武器になりそうな物を手に、別の車でエイプリルの元へ向かいますが……。

予告動画

感 想

映画冒頭から、『男なら、一度は好きな娘と花畑で一緒に走りたい』とか無茶苦茶痛い発言しているアーティ。

実際、花畑でエイプリルと手をつないで走っているんですよ!

キャッキャ、ウフフ……

うわ、何この痛い連中!

……と思うじゃないですか。

でもねその背後では、ゾンビが走っているっていうね……。

緊張感がほとんどないゾンビ映画

最初の車の事故シーンでよく気絶している間にゾンビに襲われなかったね、と。

序盤で事故にあったアーティが、1人のゾンビに気が付き慌てて石で殴り倒すのはいい。しかしこのときバックミュージックがカントリー調の曲のせいか、緊張感が全く感じられません。

バイオハザードのようにゾンビが大群で押しかけるシーンはほとんどないです。数は多くても5~10人くらいで、前半は動きが遅いのでうまく立ち回れば一人でも何とか倒せる範囲という感じで無茶苦茶怖いシーンというのはなかったですね。

武器は鉄パイプや弓矢、ショットガンなど、ゾンビ映画にしては武器の種類は豊富なほうだと思います。

どんな状況でも悪質な連中は現れる

中盤で、『ゾンビ専門の殺し屋』という人たちが出現しますが、こういう自分の生死がかかった状況下なら、このような連中が自然発生するのもうなづけますよね。

しかしこの連中結局自分たちが助かればそれでいい、そんな思考回路の連中なんですよ。

ああいう極限状態って、自分で自分を守ることも考えないと生き延びれないと思うんだ。怖いっていう感情が出るのは当然だけど、最後まで自分でどうにかしないで人にすがってばっかりっていう人の末路が見えたような……。

後半のゾンビは動きが早い!

前半はゾンビはかなりゆったりした動きをしていますが、一体何がどうなったのか、もしかしてどこかのゾンビ映画よろしく進化でもしたのか?と思える勢いでラストでは走ってきます。

一体彼らに何があったのか……。

全体通してみてもグロ度は低いです。

ゾンビが人を食べているシーンとがあっても、傷口が見えないことが多いですし、襲撃シーンのも少なめ。多少グロが苦手な人でも観やすい作品でしょう。

ラストは……うん。

コメディとはいえ、かなり悲しい状況に珍しくゾンビ映画で泣いてしまいました。

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