「アダムスファミリー2」の作品詳細と、簡単なレビュー。
アダムス家に新しい家族が登場!
そしてまさかのフェスターが結婚!?
子どもも楽しめ、大人はクスリ、と笑えるブラックコメディ作品です!
作品詳細
原 題:Addams Family Values
監 督:バリー・ソネンフェルド
キャスト:ラウル・ジュリア/アンジェリカ・ヒューストン/クリスティーナ・リッチ/ジミー・ワークマン/キャロル・ケイン/クリストファー・ロイド/ダナ・アイヴィほか
公開日:1993年12月25日
上映時間:94分
前作「アダムスファミリー」はこちら!

ストーリー
クリスマスの夜にアダムスファミリーに新たな命が誕生!
子供の名はピューバート。
口ひげを生やした不思議な男の子でした。
弟の誕生が疎ましい姉弟
ピューバートが誕生してからというもの姉のウェンズデーとその弟パグズリーは、心穏やかではありませんでした。
その原因は「一人生まれる一人が死ぬ」という迷信を信じていたから。2人は生まれたばかりの弟・ピューバートを殺そうとするも、うまくいきません。
父親のゴメズと母親のモーティシアは2人を心配し、乳母にデビーという女性を雇います。
デビーに一目ぼれしたフェスター
デビーは他の乳母候補とは違い、アダムス家の人々の奇怪な言動を軽く受け流します。そして一家にすぐになじんでゴメズとモーティシアに気に入られ、その日の夜から屋敷に住み込みで働くことに。
しかしデビーの正体は色仕掛けで男性に使付き、遺産目当てに相手を殺害する連続殺人犯でだったのです!
アダムス家に来た理由は、フェスターをターゲットにしてお金を取り上げようとしていたのでした。
サマーキャンプに送られてしまう姉弟!
ウェンズデーに本当に乳母なのかと怪しまれたデビー。
邪魔なウェンズデーとパグズリーをサマーキャンプに行かせるよう、ゴメズとモーティシアに進言します。そして2人はキャンプへと連れていかれ、アダムス家にデビーの邪魔者がいなくなります。
デビーの計画通りフェスターはデビーに魅かれていくのですが……。
予告動画
感 想
一時期、ホンダの自動車のCMやチラシなんかにも使われていたので、「キャラクターはみたことある!」という人も多いのではないでしょうか。
ガチガチのホラーではなくコメディよりなので、ホラーが苦手という人でも安心して気軽に観ることができる作品です。
いきなりチョビ髭の赤ん坊が登場!
今回は前作「アダムスファミリー」とはストーリー的には続いていないため、これ単体でも楽しめます。
OPは産気づいたモーティシアが病院に運ばれるシーンから。
普通の人なら、産気づいたらもう陣痛で死ぬほど痛くて取り乱してるというのに、モーティシアは余裕の表情なんですよねー。さすがある意味人間を超えていると思うのは私だけだろうか。
そしてあっさり子どもが生まれるんですが、これがゴメズそっくりなちょび髭男児ピューバート!
家族の注目がこのピューバートに向くのが、上の兄弟にとっては面白くないというのはごく普通の家族でもあること。しかし、殺そうとするのはこの作品の登場人物ならではの発想でしょう。
デビーはある意味運が悪かった?
まともにテレビも見ていないのはアダムス家ならではですよね。でもそのせいでデビーの正体知るのが遅くなってしまったという……。
屋敷に現れたデビーを気に入ったフェスターが騙されてしまったのは、ある意味仕方ないでしょう。アノ外見だし、普段から女性慣れしていないという背景があったし、とても純粋な心の持ち主だったっていうのも大きかったんだろうなと思う。
そして正体がばれそうになったデビーのせいで、ウェンズデーとパグズリーはサマーキャンプに行くのですが、実はこれ「ウェンズデーのひと夏の思い出?」って思えたり。
フェスターと結婚にこじつけたデビーはやっぱりあの外見なのもあって、体の関係は理由を付けて頑として回避するあたりはさすがお金目当てといったところでしょうが……。
その辺で気づけよ、フェスター……。
まぁ、心が純粋ゆえに、デビーに騙されてしまったんだけれどもさ。
デビーは正体がわかりその思考回路がわかると、シリアル・キラーレベルなのではと思えるのですが……。
ある意味アダムス家に目をつけなきゃ、もう少し楽しい人生生きてられたのかもしれないね。
美味しい所を持っていくのは……
ウェンズデーとパグズリーはフェスタ―の結婚式を理由にサマーキャンプを切り上げ、家に戻るのでてっきりこの姉弟が活躍するのと思いきや……。
ピューバートが大活躍!!
っていってもピューバートは単に放置されてて、ベビーベッドから抜け出してあちこち勝手に動いた結果なんだけれども。乳幼児の行動力の広さが怖いですね~。
実際赤ちゃんとか幼児って、ちょっと目を離したすきに結構遠くまで行ってることもあるみたいだし、予想外の行動することもありますから。
しかしなんだこのピタゴラスイッチ……。
屋敷の整理もう少しきちんとしていたら、こんな終わりにはならなかったのかもしれないw
ラウル・ジュリアさんは故人
残念ながらゴメズ役のラウル・ジュリアさんは、病気でお亡くなりになっています。
続編があったとしてもゴメズは別の俳優さんにるのは目に見えているが、現代バージョンでまた続編出してほしいなぁ。大人になったウェンズデーを見てみたいw
ちなみにラウル・ジュリアさん、この作品のあとに実写版『ストリート・ファイター(ヴァンダム版……)』にも出演していたようです。