「ブレイド」の作品詳細と、簡単なレビュー。
この作品は「PG-12指定作品」です。
ヴァンパイアものなれど、アクションシーンが激しく面白い!
作品詳細
原 題:Blade
監 督:スティーヴン・ノリントン
キャスト:ウェズリー・スナイプス/スティーヴン・ドーフ/クリス・クリストファーソン/ウンブッシュ・ライト/ドナル・ローグ/ウド・キア/エミリー・ハーストほか
公開日:1999年5月22日
上映時間:120分
ストーリー
1967年。
主人公・ブレイドの母親は、ブレイドを身ごもった状態でヴァンパイアに襲われたため救急病院に搬送され、傷の処置中に誕生したブレイド。
しかしブレイドは、ヴァンパイアと人間のハーフという人外の存在になっていたのです。
隠し場所にあるダンスホールにいたのはヴァンパイアの大群!
現在。
とあるカップルが精肉工場の中に隠されているダンスホールに入っていくと、中は意外に広く多数の若者が踊り狂っていました。男性は何の疑問も持たずに一人で踊っていましたが、そこにいたのは全てヴァンパイア。
男性が人間なのを知って周囲のヴァンパイアが襲い掛かろうとした瞬間、ヴァンパイアハンターを生業にしてるブレイドが現れますが、ヴァンパイアを倒すと襲われかけた男性を放置し、警察や救急隊が来る前にその場から立ち去ってしまいます。
ブレイドが焼いたヴァンパイアは死んではいなかった
ブレイドと入れ違いで警官と消防が現場に駆けつけ、ブレイドが焼いたクインというヴァンパイアの遺体を病院に運びます。
このときカレンという女医と、カレンの元恋人のカーティスが2人でクインの遺体を調べ始めます。しかしこのときクインが目覚め、カーティスとカレンを襲いそこへブレイドが現れるも、クインは逃走。
カレンを助けるためにブレイドはカレンを連れて病院から立ち去り、相棒のウィスラーのいる自身のアジトでカレンがヴァンパイアに変化してしまわないよう、ニンニクの注射を打つのでした。
そのころヴァンパイアの純血種の中のトップが集まっている席に、「人からヴァンパイアになった」若いヴァンパイア・フロストが呼び出され……。
感 想
アクションシーンが見どころのヴァンパイア映画です。
ヴァンパイアハンターが主人公の作品は多いものの、人間とヴァンパイアのハーフがハンターという設定のはあまり見ないような気がします。
ハーフ設定もどちらかが人間、というわけではなくブレイドを身ごもっていた母親が襲われたため、ハーフ的存在になっているという点では、ウィルス感染したためと考えてもいいでしょう。
ある意味母親が全ての元凶?
しかしこのブレイドの母親が曲者で、今なら毒親認定間違いなし!な設定。母親があんな残念な人間でなければ、ブレイドはハーフとして生まれてくることはなかったんだろうなぁ。
人と同じように太陽の下を歩くことはできても、ヴァンパイアとしての血への渇望はあるので相当苦労して幼少時代すごしていたんでしょう。ウィスラーと出会わなかったら、今ブレイドはなかったでしょうね。
武器の種類が多い
昔ながらの刀がメイン武器ですが、銃や銀の弾丸・銀の杭も使いますし、ヴァンパイアに噛まれたときに注射するのはニンニクから抽出したエキスとか、現代ならではのヴァンパイア対策がいろいろ出てきます。
しかし……人間からヴァンパイアになったフロストに、あっさりやられてしまう純血種。他のヴァンパイア映画では純血種は強いんですが、この作品では弱い!
伝承上では霧になったり動物や天候を操る能力があると言われているのに、この作品の純血種ってそういった力を使っているシーンがないのがちょっと残念……。
ストーリーはまぁまぁかな。個人的にはアクションシーンがすごい好きな作品のひとつ。
続編が3まで制作されているしテレビシリーズも制作されています。どちらもDVDがレンタルされているのでそちらもチェックしたいところです。
続編「ブレイド2」はこちら!
