「ブレイド2」の作品詳細と、簡単なレビュー。
この映画は「PG12指定作品」です。
人間とヴァンパイア共通の敵の出現に、ブレイドはどう立ち向かうのか!?
派手なアクションシーンが楽しめる作品です。
作品詳細
公開日:2002年6月15日
上映時間:118分
ストーリー
チェコのプラハに存在しているパリ血液銀行。
この血液銀行ではヴァンパイアに血液の提供を行い、また一般人から血液を提供してもらうというシステムで成り立っていました。
この血液銀行に提供者を装った、ノーマックというヴァンパイアが侵入し警備員を殺害する事件が始まりでした。
ウィスラー救出をあきらめていなかったブレイド
相棒のウィスラーが実は生きていたことを知ったブレイド。
新しい相棒のスカッドと共にウィスラーを探し、何とかウィスラーを見つけ救出することに成功。しかしウィスラーはヴァンパイアになっていたため、アジトで人間に戻すために、レトロウィルスを注射するのでした。
ヴァンパイア王国からの遣い
ウィスラーを救出したブレイドのアジトにヴァンパイア王国の遣い、アサドと大君主ダマスキノスの娘ニッサが現れます。
2人はブレイドと戦う意思はなく、ヴァンパイア王国の使いとしてブレイドに休戦要請を伝えますが、この休戦要請の裏に隠された問題が。
ニッサはブレイドに、ヴァンパイアと人間共通の敵が現れたと告げ、ブレイド達は詳しい話を聞くべく、ヴァンパイア王国へと向かいますが……。
予告動画
感 想
今回は前回登場した女医のカレンは登場しませんし、前作とは全くストーリーが異なるため、前作を観ていなくても楽しむことができますよ。
今回は敵であるヴァンパイアと共闘で敵を倒すというストーリーで、前作同様にアクションシーンが見どころ。
リーパーズ発生理由は現代ならでは
今回メインとなる敵はヴァンパイアからさらに進化した『リーパーズ(死神族)』という種族で、人間だけでなく、ヴァンパイアまで襲うという厄介なもの。このリーパーズの進化理由、現代ならではな理由かなぁと思ったり。
そしてリーパーズの外見、なんだか遥か昔に制作された、ヴァンパイア映画の「ノスフェラトゥ」を思い出してしまったのは、私だけだろうか。
ブレイドと組んでリーパーズを倒しに行くのは、ニッサとその配下である対ヴァンパイアハンター用に育成された『ブラッドパック』という部隊なんだけど。対ブレイド用といっていた割には、予想していたほど強くはなかった……。
あれか。アニメや漫画と一緒で、主人公の味方に付いた途端に急に弱体化するとかそういう設定だったのかな?
ハッピーエンドには……やっぱりならない
今回は、救出したウィスラーが敵なのか味方なのか、不審な行動をとるのでちょっとハラハラしながら観ていました。裏切者、個人的に怪しんでいた人物ではなかったのでちょっとびっくりしましたね。
そして人外とはいえ、ヴァンパイアにも家族愛があることも表現できていたとは思います。そして人間と同じように、搾取子とかわいがる用の子がいるみたいなのも、何か感じてしまいました。
一族のため、っていう表現は立派に見えるけど内容次第じゃ一族を統べている人のエゴになりえるんだなぁとも。
ラストは、ニッサとブレイドがくっついて欲しいと思ったのは私だけではないはず。しかし残念ながらハッピーエンドにはならないんですよねぇ。
やはりダーク・ヒーローには恋愛は無縁なのか……。
続編「ブレイド3」はこちら!
