「キル・ビル Vol.1」の作品詳細と、簡単なレビュー。
クエンティン・タランティーノが想像する日本がカオスすぎ!
激しいアクションシーンは見所ですが、設定が無茶苦茶すぎて笑えます。
作品詳細
原 題:Kill Bill: Vol.1
監 督:クエンティン・タランティーノ
キャスト:ユマ・サーマン/デビッド・キャラダイン/ダリル・ハンナ/ルーシー・リュー/ヴィヴィカ・A・フォックス/千葉真一/栗山千明/大葉健二ほか
公開日:2003年10月25日
上映時間:113分
ストーリー
最強の暗殺集団で『ザ・ブライド』の名で呼ばれてたベアトリクスは、殺し屋業から足を洗い、教会でフィアンセとその友人たちとで挙式の打ち合わせをしていました。しかしそこに所属していた暗殺集団のメンバーが現れ、その場にいた全員が銃殺されます。
このときベアトリクスのお腹には、リーダーであるビルの子どもがいましたが、ビルは容赦なくベアトリクスの頭部に銃弾を撃ち込むのでした。
教会襲撃事件から4年。
ベアトリクスは奇跡的に植物状態から意識を取り戻しますが、お腹にいたはずの赤ちゃんは当然いなくなっており、軽いパニックに陥ります。そして病院を抜け出し、自分を殺そうとした暗殺集団のメンバーに復讐を開始します。
まず手始めに、カリフォルニア州のパサデナに住むジーニーの家を訪れ、ジーニーを殺しますが、その現場を娘のニッキーに目撃されてしまいます。ベアトリクスはジーニーに「大きくなってからも許せないなら待っている」といい家を去り、2人目の復讐対象オーレンの元へ向かいますが……。
予告動画
感 想
アクションシーンはしっかりしている
服部半蔵が刀職人
この作品、なぜか日本では有名なあの「服部半蔵」が「刀職人」になっているという謎設定。しかも服部半蔵の作った刀は名刀らしい。服部半蔵って確か忍者だよね?どうしてそういう設定になったのか謎過ぎる。
さすがにこの設定には納得いきませんでした。ちなみに服部半蔵役は千葉真一さん。なんか、英語ペラペラなのかと思ったら、日本語発音……。
本当はペラペラなのかもしれませんが、どうなんだろう?
カオスすぎる日本描写
後半はオーレン石井の部下が多数登場しますが、リアルで考えると高校生の「ゴーゴー夕張」をはじめ高校生レベルで護衛とかありえないものが多数あり。しかもバイクに乗って常に刀持ってるとか……(まぁ、ゴーゴー夕張の場合、鉄球がメイン武器なんだけどね)。
日本の法律マルッと無視した無茶苦茶な設定はどうなんだろうと(苦笑)。現代じゃなく近未来とかパラレルワールドの日本って考えてみるなら面白いかも?
主人公の復讐理由はわかるしストーリー的にはきちんとしている?と思うのですが、世界観がぶっ飛びすぎ。まぁ、そのせいで続きが気になるという作品でもありますが。
ただ作品中、人の死の場面多数、腕を切り落とされたりというシーンもありますので、グロや痛いの苦手な人には向かないかもしれません。
復讐劇のラストが気になる方は、続編でスッキリしちゃいましょう!
続編「キル・ビル2」はこちら!
