「アナベル 死霊館の人形」の作品詳細と、簡単なレビュー。
この映画は「PG12指定」作品です。
呪われた人形が人々を恐怖に陥れる!
実在する呪われた人形にまつわるホラーストーリー!
作品概要
原 題:Annabelle
監 督:ジョン・R・レオネッティ
キャスト:アナベル・ウォーリス/ウォード・ホートン/アルフレ・ウッダード他
公開日:2015年2月28日
上映時間:98分38秒
ストーリー
今までごく普通の家庭環境だった新婚夫婦に訪れる悲劇。
悪魔は生まれてくる子どもを狙っていた?
あるアンティーク人形が悲劇を呼ぶ……
1967年、カリフォルニア州のサンタモニカに住んでいる医学部の学生ジョンと妻ミアはごく普通の新婚夫婦。ミアは妊娠しているのがひと目でわかるほど、大きなお腹をしていました。
ある日、ジョンは人形をコレクションしているミアに、とあるアンティーク人形をプレゼントし、ミアは他の人形と同じ部屋にプレゼントされたアンティーク人形を置きます。
その日の深夜、ミアが隣家の異変に気付きジョンが様子を見に行きます。隣人夫妻は殺人犯のカップルに襲撃され、ジョンとミアも自宅で襲われますが間一髪のところで警官が駆けつけ、殺人カップルの男のほうは警官に射殺されます。
しかし女のほうはなぜかミアがジョンにプレゼントされた人形を持ち、部屋にこもると自ら首を切り自殺してしまったのです。このときミアは犯人に下腹部を刺されてしまい、病院に救急搬送されますが母子ともに無事でした。
事件を忘れるためにも引越しをしたが……
病院から戻ったミアは出産まで絶対安静と医師に言われ、自宅で療養します。しかし次第に心霊現象としか思えない不可解な現象が起こり始めるのでした。出産後を機に引っ越しをしますが、引っ越し先でも不可解な現象が起こり、ミアは精神的に追い詰められていきます。
ジョンとミアは神父に助けを求めますが……。
予告動画
感 想
アメリカに実在する超常現象研究科の”エド&ロレイン・ウォーレン夫妻”の関わった、実際に起こった心霊事件を取り扱った「死霊館」シリーズのスピンオフ作品。
この作品ではエド&ロレイン・ウォーレン夫妻は登場しませんが、諸悪の根源「アナベル人形」は実在しています。夫妻の管理する「オカルト博物館」に保管され、毎月2回、神父に除霊されているそうです。
オープニングから不気味なことの連続!
映画冒頭から隣人が殺害され、襲われる主人公たち。心霊現象もかなり多く、ホラー好きなら映画の世界に引き込まれてしまうのではないでしょうか?
日本の心霊ものと違い、人形に憑りついているのは人間の霊よりも強力でたちの悪い「悪魔」です。この人形に悪魔が憑りついた原因についてはこの作品では触れていません。続編の「アナベル 死霊人形の誕生」でその点は解明されます。
日本の心霊ものだと赤ちゃん絡みのものは少ないんですよね。子ども絡みっていうのは多いですが。その辺は宗教観念の違いなのかもしれません。アメリカのホラーって近年のものは心理的に怖いっていうものが少ないような気がしていたんですが、久々心理的にいい感じな映画でした。
頼りの神父様は頼りにならない!
切羽つまったミアとジョンがペレズ神父を頼って、ペレズ神父が家を訪れた際に、人形を教会で預かるということになるんです。まぁ、自然なことですよね。しかしこのペレズ神父、あと1~2歩で教会に入るというところで、アナベルの霊(の姿をした悪魔かも?)に襲撃され人形を強奪。
神父頼りになんねー!
エクソシストやオーメンなんかじゃかなり頼りになる神父様ですが、この作品では……というか現実では違うようです。あっさりボディアタック喰らって倒れてるとかね……。霊のくせに物理攻撃って期待外れもいいとこでした。
あ、ちなみにペレズ神父は重症を負うものの、病院で目覚めていたので、亡くなってはいないと思います。
同じアパートに住むおばちゃんは被害者?
たまたま同じアパートに住んでいたエブリンという黒人のおばさんがミアにあれこれ世話を焼くんですが、それもこれも自分が子どもを亡くしていたから。血縁関係はないものの、自分の子どものように世話していたんです。
このおばちゃんの取った行動、美談、と言えば美談なんだけど、結局あまりよい結果とはいえないですよね。この夫妻に出会っていなかったら、おばちゃんもあんな目に合うことがなかったかと思うと、あるいみアパートのおばちゃん、被害者なのでは?と思えてきます。
今後はチャッキーとの共演予定も?
現実ではなんだかんだと色々ありながら、エド&ロレイン・ウォーレン夫妻の元にいくことになったアナベル人形ですが、この後の展開は映画化されているのか気になるという人もいるでしょう。
続編は前日譚となる次回作「アナベル 死霊人形の誕生」のみですが、噂ではチャイルド・プレイのチャッキーとアナベル人形の共演が予定されているとか……?
これはこれで楽しみですよね!
続編「アナベル 死霊人形の誕生」はこちら!
