「アナベル 死霊人形の誕生」の作品詳細と、簡単なレビュー。
アナベル人形誕生の秘密が明らかに!
そして人形の行方は?
前作同様この作品も「PG12指定作品」です。
作品概要
原 題:Annabelle: Creation
監 督:デヴィッド・F・サンドバーグ
キャスト:タリタ・ベイトマン/ルル・ウィルソン/フィリパ・クルサード/グレイス・フルトン/ルー・ルー・サフラン/テイラー・バック/サマラ・リー/アンソニー・ラパーリア/ミランダ・オットー/アナベル・ウォーリス/ウォード・フォートン/ボニー・アーロンズほか
公開日:2017年10月13日
上映時間:110分
前作「アナベル 死霊館の人形」はこちら!

ストーリー
人形職人サミュエルは自宅の納屋にマリンズ玩具工房という工房をかまえ、人形の制作を行っていました。
制作していた限定品の白いドレスの少女の人形を、シリアルナンバー1の木箱にしまい込んでいるシーンから物語がはじまります。
愛娘が不慮の事故で亡くなった
サミュエルは妻のエスターと愛称がビーという5歳の娘との3人で幸せに暮らしていました。
ある日家族で車に乗って教会の礼拝に行った帰り、車が故障してしまいます。近くにショップなどがなかったため、サミュエルは自力で修理しようと路肩に車を止めるのですが、このとき道路に飛び出したビーが猛スピードで走ってきていた車にはねられ死んでしまいます。
事故から12年後に悪魔が少女たちに襲いかかる
事故から12年経ってもビーの部屋はそのままにされていました。サミュエルとエスターは自宅を孤児院として開放することを決意し、修道女のシャーロットに運営を任せます。
シャーロットはナンシー・ティアニー・キャロル・ケイト・ジャニス・リンダの6人の少女を別の孤児院からサミュエル達の住む家へと連れてきました。
少女のうちジャニスはポリオが原因で片足が不自由になってしまった子で、サミュエルとエスターの寝室は1階にあり、シャーロットと少女たちの部屋は2階になります。
アナベルの部屋は鍵かかけられ、少女たちには誰の部屋なのか、どうして鍵がかかっているのかという理由も言わず立ち入り禁止としていたのですが、深夜目覚めたジャニスが、ビーの部屋のドアが開いていることに気づき、ビーの部屋に入ってしまったことから悪魔が動き始め……。
予告動画
感 想
この作品は映画「死霊館」スピンオフ作品「アナベルシリーズ」の2作品目にあたります。
これの作品単独でも楽しめますが、前作「アナベル 死霊館の人形」の前日譚を描いているので、前作を観てから視聴したほうがより作品の背景などを楽しむことができます。ちなみに今回もエド&ロレイン・ウォーレン夫妻は登場しません。
鍵のかかった部屋で見つけた人形が呪われていた件
一人娘を失って12年。
夫妻が家を孤児院に、しかも自分たちも同居という形でっていうのが納得いかないなぁと思ったけど、海外じゃ珍しくないんだろうか。まぁエスターが寝たきり状態でシスターに世話をしてもらいたかったというのもあったのかもしれないのですが。
しかし一人娘の部屋がそのまま、しかも鍵がかかっていて入るなというあたりで、これは何かありそうだと思っていたら、最初からジャニスがどんどん悪魔に追い詰められていきます。
前作同様、全体的に不気味さが漂っていていい感じです。しかも今回は狙いを定められたジャニスが、精神的にも肉体的にも悪魔にボロボロにされる様子が描かれています。
悪魔は人をだましてなんぼ!
後半から話は急展開し人形に悪魔が入ったこと、エスターが寝たきりになったのは悪魔との闘いのせいという説明が入ります。しかしこの夫婦、気づいた時点で直ぐに教会に助けを求めたほうが良かったのではと思った人も多いはず。
敬虔なクリスチャンだったゆえ、自分たちで何とか対処できるのかと思っていたのかもしれないけど……結果的に神父に頼んで部屋に封印という形になったのはいかがなものか。
個人宅に封印するくらいなら、教会に……って前作で神父が一つも役に立っていなかったのを考えると、「ある意味これで仕方なかったのかな?」とも。
ジャニスの魂はどこにいる?
ラストを見たときに、そう来るのか!とちょっと関心してしまいました。
しかし、「人の体乗っ取った悪魔って、どのレベルまでの超常現象起こせるものなのか?」と疑問もありますが、まぁ映画ですから。ジャニスの魂の行方は作品中説明にありませんが、悪魔に捕まって地獄にいるのかもしれませんね……。
アナベル人形がエド&ロレイン・ウォーレン夫妻の元に来ることになったいきさつも、映画化してほしいものです。