セルフィー・フロム・ヘル

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「セルフィー・フロム・ヘル」の作品詳細と、簡単なレビュー。

今噂の『ダークウェッブ』に着目した作品!

従妹の身に何が起こったのか?

そして死の連鎖を止めることができるのか?

謎ばかりが増えていき、低予算映画らしい消化不良な結末で終わるのが残念な映画。

作品詳細


原 題:SELFIE FROM HELL
監 督:エアダール・ジェイラン
キャスト:アリソン・ウォーカー/トニー・ジロー/ミーラ・アダムス/イアン・ブッチャー/タイラー・スミス
公開日:2018年
上映時間:75分

ストーリー

従妹のジュリアと再会したものの、元気がないのに気づくハンナ。

ジュリアはハンナの家で宿泊用に割り当てられた2階の部屋で自撮りをしようとします。するとジュリアの前に、その場にいないはずの黒い人影が現れ襲い掛かり、それがきっかけでジュリアは意識不明で高熱を出し寝込んでしまいます。

ジュリアを救いたい一心でハンナは調査をはじめますが……。

全く頼りにならない医者

ハンナが医者を呼びジュリアを診察してもらうも、「ただの感染症」と言われて薬を処方されて終わってしまいます。ハンナは自宅で仕事をしながら、意識の戻らないジュリアの看病をしていました。

しかし、家に自分とジュリア以外誰にもいないのにドアが勝手に開いたり、誰もいない場所で物音がしたりと怪奇現象のようなものが起こり始めます。不気味に思ったハンナはビデオチャット相手のトレヴァーに、事情を説明して相談するのでした。

ブラックサイトのチャットルームへのアクセスが悲劇を招く

ジュリアと会ったときに、彼女がスマホでブラックサイトを調べていたことに気づいたハンナ。

ハンナはトレヴァーにブラックサイトについて知っている人物のいそうなチャットルームをいくつか教えてもらいます。しかしこのときハンナはトレヴァーに「チャットではメールアドレスなどの個人情報は教えるな」と言われていたのに、情報がほしいがために相手にメールアドレスを教えてしまったのです。

そしてブラックルームのアドレスを入手したハンナはそのサイトを見てしまい、その後ハンナ自身にも不可解な現象が起き、だんだんと追い詰められて……。

予告動画

感 想

YouTubeの短編を無理やり長編にした映画らしいです。結局なんでこうなるの?と疑問だけが残る作品でした。

最近何かと話題の『ダークウェッブ』や『セルフィー』に着目したのはよかったのですが、謎が謎を呼んで消化不良な結果になっています。

ジュリアに巻き込まれたハンナ

ジュリアが自宅に来るなり意識不明になって寝込んでしまったのが原因で、ハンナはブラックサイトにアクセスしようと試行錯誤しますが、トレヴァーの忠告を無視して個人情報を教えるとか、アホすぎる……。

今普通にネット使っていても個人情報気軽に教えるのはいけない、って普通わかってるでしょうに。しかも捨てアドじゃなく、いつも使ってるアドレス教えてるっぽいし、そりゃ住所特定されますよね。

その結果、自分もターゲットにされてしまうあたりは、ホラー映画あるあるですね!

ジュリアやハンナの周囲で起きる不可解な現象を見て、心霊現象かと思っていたんですが、結末を知るとどうなんだろうと混乱してきます。

真犯人は海外版貞子か!?

貞子っていうと微妙に違うのかもしれないけど……。

どうも心霊っていうよりは、超能力とか超常現象絡みっぽい点でリング系の『どうあがいても抜け出せない』、『延々と同じことを繰り返す』的な要素もあるんですよね。

スマホでの『自撮りを13回行うと死ぬ』的な部分は、現代ならではの条件といえますが。

ラストで真犯人らしい男性が登場しますが、いまいち生きているのか死んでいるのかはっきりとした状態なのかがわからない。その後も訳が分からない状態で進んで、結局この犯人についても詳細は触れられないまま終わってしまいます。

『恐怖喰い』って呼ばれてたあたり、もしかしたら『恐怖心』を糧にして生きている人外な存在なのかもしれないとは思ったのですが。

でもそうなると、結局この犯人って、人間じゃないのかな?

悪魔や悪霊のように人間に憑りついて活動しているのかと、何高モヤモヤが残ります。ここまでグダグダなら普通に心霊ネタでやったほうが、まだすっきりたような気がしました。

おすすめとはいいがたい映画

グロシーンがほとんどなく、心霊的要素も微妙な感じであまり怖いと思えるシーンがないため、ホラー苦手な人でも観れるでしょう。

しかしストーリー的に中途半端すぎで、どこのサイトの映画レビューでも評価が低いので、あまり人にはおすすめできないかなぁ……。

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