ゾンビ・スクール

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「ゾンビ・スクール」の作品詳細と、簡単なレビュー。

この作品はR15+指定作品です。

一部グロ表現がありますので、苦手な方は注意してください。

作品詳細

原 題:Cooties
監 督:ジョナサン・マイロット/キャリー・マーニオン
キャスト:イライジャ・ウッド/レイン・ウィルソン/アリソン・ピル/ジャック・マクブレイヤー/リー・ワネルほか
公開日:2016年2月13日
上映時間:88分

ストーリー

チキンナゲットが原因で子どもたちがゾンビに!?

果たして主人公は逃げ切ることができるのか?

汚染された養鶏場の肉からすべてが始まった

養鶏場で鶏の健康被害が広がっていてるとテレビのニュースで、汚染された養鶏場の鶏肉を使用した「チキンナゲット」と「バッファローチキン」の回収が行われていることを放送していました。主人公・クリントの住む地域にでも例外なく、汚染された商品が出荷され回収指示が出ていました。

一度は小説家を夢見てニューヨークで暮らしていたクリントですが、自身に才能がないことを悟って実家に戻ったものの仕事がない状態。小説執筆に集中したいものの、生活状況を考えるとそんなことを言ってられず、母校の小学校で産休の先生の代わりに教員として働くことに……。

初出勤日からトラブル

学校への初出勤日、校長は不在だったために副校長が学校を仕切っていましたが、この小学校では教員・生徒ともに携帯の持ち込みが禁止なので、決まりに従いクリントの携帯も帰宅までの間は没収されることに。

何事もなく授業が始まりますが、シェリーという名の少女が隣の席にいたいじめっ子のペイトリオットにかみつきます。それを見たクリントは慌ててシェリーを引き離そうとして引っかかれ、シェリーはそのまま教室の外へと逃亡するのでした。

実はお昼に食べたチキンナゲットが原因で、このときシェリーはすでにゾンビ化していたのですが、クリントだけでなく周囲の子どもたちもシェリーの異変に全く気づいていないという状況。

クリントはペイトリオットを保健室に連れて行きケガの状態を見てみると、噛みつかれた頬は肉がはがれ落ちそうになっていました。

放課後から悪夢が始まる

放課後になりペイトリオットの悪友がシェリーを見つけ、文句を言おうとしますがシェリーに引っかかれたことが原因でゾンビ化してしまいます。

そしてシェリーに噛みつかれゾンビと化したペイトリオットは、グラウンドにいた生徒たちに次々と傷をつけ、ゾンビ仲間を増やしていきます。ゾンビ化した子どもたちは集団で先生に群がり、襲って食べるという阿鼻叫喚な状況に……。

このとき教員のウェイドは一人グラウンドでバスケットの練習をしていましたが、なぜか周囲の異変に気付いていませんでした。

さらにこのときクリントは職員休憩室の窓際にいたのですが、他の職員と会話に夢中でグラウンドの子どもたちや襲われている教師の様子に気づきません。警備員が子どもたちの異変に気付き副校長に無線で連絡をしたことで、副校長は慌てて注意するためにグラウンドに行きますが襲われてしまい……。

予告動画

感 想

イライジャ・ウッド主演作品!

まさかの学校給食が原因で子どもがゾンビになっちゃった!

発想はいいんだけど……

ありえそうで今までなかった?

まさかの「学校給食が原因でゾンビ」っていう着目はいいと思うんだけど、根本的な汚染原因が何なのか、といったことに関しては言及されていません。

また「子どもだけが感染する」っていうのも面白いんだけど、その見分け方もなんだか安易に考えたネタっぽい感じです。

どうしようもない下ネタ満載

アメリカのホラーコメディにありがちな「下ネタ表現」は結構多いです。映像ではなく、言葉的なものが多いんですが、そういうの苦手な人はちょっと気分悪くされるかもですね。

アメリカの方と日本人の笑いのツボがちょっと異なるので、あまり笑えない、って思う人もいるかもしれません。

グダグダ感はあるものの、意外と面白い

学校の先生、主人公だけでなく他の先生も普段はダメ人間っぽいのが勢ぞろいしてて、これで助かるのか感がありますがそこはコメディ。

結構中盤~後半は一致団結して真面目にゾンビ化した子どもと対決しているので、割と面白いです。

しかし用務員のおじさん、日本人設定なんだけどなんで学校の地下に住んでいて刀使えるんだよ……。

アメリカで刀の所持は許されてるんだろうか(と突っ込んではいけない)。

小学校が舞台なので、武器らしい武器はないものの、学校内にある清掃道具などで生き残りメンバー全員が戦います。

子どもならではの無邪気さが逆に怖い

これホラー作品だと海外・国内問わずですが、子どもが人外になるってだけでちょっとした怖さありますよね。

この作品内でも子どもが「先生遊んで!」といわんばかりに、先生に群がって、「遊び感覚」でお食事開始とか……。

主人公たちが逃げてるときも、三輪車に乗っていたり、グラウンドで遊んでいるようなゾンビもいたり。でも意思の疎通は全くできないのに、知識はそれなりに残ってるあたりがまたたちが悪い感じです。

イライジャ・ウッドファンは観ておくべき?

んー……。

正直、シリアスなイライジャしか観たくないっていうなら、あまりお勧めしませんが。ファンの間でのネタ的に観るのはありなんじゃないかな?

ファンじゃなくても暇なときに観ると、割と楽しめる作品かも。

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