リサイクル 死界

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「リサイクル 死界」の作品詳細と、簡単なレビュー。

霊的な世界感が圧倒的な作品!

エンディングは一体何を意味している?

作品紹介

原 題:RE-CYCLE/鬼域
監 督:オキサイド・パン/ダニー・パン
キャスト:アンジェリカ・リー/ローレンス・チョウ/ラウ・シウミン/ローレンス・チョウ
公開日:2007年6月23日
上映時間:108分

ストーリー

有名作家の身に一体何が起きた?

異世界に迷い込んだ主人公の運命は…?

一流作家として売れていた主人公

ディンインはチョイチュンというPNでベストセラー作家として知られていました。最新作の記者会見では、自信では存在を信じていない「心霊体験」をテーマにすること、そしてタイトルまでも発表したものの、実はストーリーどころか主人公の設定すらで出来ていないという状況。

自宅で思いついた主人公の設定をメモに書いては納得がいかずに、ごみ箱に捨てるという作業を繰り返していくうちに、ディンインの身の回りでは、人がいないのに人の気配がしたり、気味の悪い電話などメモに書いたことと同じ現象が起こるようになります。

創作活動に没頭することでさらに奇怪な現象が…

別れた元彼と食事に行くも彼を拒んでしまい、帰宅後は捜索作業に没頭するようになると、またしてもメモに書いてある現象が起こっていきます。

そして「エレベーターが7階で止まり、その通路の先には……」というメモのとおり、エレベーターが7階でとまります。

怖いながらもその先を確認しようとしたディンインは、気が付けば先ほどまでいた現実世界ではなく、自身が創作したかのような「廃墟」と化した世界に迷い込んでいたのでした。

1人の老婆との出会いから元の世界に戻る旅が始まる

ディンインは廃墟世界で1人の老婆と出会います。

「この世界はディンインが作った世界。そして捨てた世界」という謎な言葉を伝え、ディンインは元の世界に戻る術を探すべく、廃墟世界を旅することになるのですが……。

感 想

映像は凄い綺麗だし世界観も雰囲気バッチリ!

しかしストーリーは……。

世界観はすごい出来てると思う作品

現実世界はいまいちですが、異世界になるととたんに世界観がすごい作品。映像的にもすごい綺麗なので引き込まれるものはありますが、死者の設定なんかはもう少し詳しく描写してくれてもよかったかもしれないかな。

ただ、ちょっと水子のいる世界が気持ち悪いと感じる人は多いかもしれません。赤ん坊ってホラーだとその声だけで怖さ倍増しますし、水子世界が「母親の胎内=子宮」的なイメージなのもあって唯一この作品で気持ち悪さを感じました。

死者は出てくるものの、水子の世界意外は気持ち悪い・グロ描写はなかったので、グロ表現苦手な人でも観れる作品です。

結局ディンインはどうなったのか

最後まで観てもいまいちストーリーがわかりにくいという人が多いのではないでしょうか?

実際私自身も、異世界に迷い込んだというより、同じ時間ループしてるんじゃないかという印象なんですが……。

あそこに迷い込んで戻ったのがたまたま迷い込む前の時間だったのか、それとも自分が幽霊になってしまったのか。それは視聴者次第のような気がしますが、亡くなって幽霊となったのであればあちら側にとどまっていたほうがよかったのでは?とも思います。

何となくサイレントヒルっぽい?

異世界に迷い込んでこちらに戻ってくる、という設定何となくサイレンヒルっぽさを感じないでもありませんが……。

映画好きな人の間では、色々な作品に影響されすぎという意見もあるようです。ただ世界観はやっぱりアジアっぽいものや宗教色が濃いようなシーンがあったので、それなりに楽しめる作品でした。

 

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