「シャドウハンター」の作品詳細と、簡単なレビュー。
海外のベストセラー小説「シャドウハンター 骨の街」をベースにしたファンタジー映画!
ストーリーがしっかりしているので楽しめる作品です!
作品詳細
原 題:The Mortal Instruments: City of Bones
原 作:シャドウハンター 骨の街(小説/カサンドラ・クレア)
監 督:ハラルド・ズワルト
キャスト:リリー・コリンズ/ジェイミー・キャンベル・バウアー/ケヴィン・ゼガーズ/ジェマイマ・ウェスト/ロバート・シーハン/ロバート・メイレット/ケヴィン・デュランドほか
公開日:2014年4月19日
上映時間:130分
ストーリー
封じられた自分の記憶と能力に目覚めた少女は母親を救い、自らの運命を受け入れ妖魔と戦う道を選ぶのか?
無意識のうちに描くルーン文字の意味は?
母子家庭で母親のジョリスンと2人暮らしの女子高生・クラリーは、ジョリスンの友人であるルークという男性の助けを得ながら何とか生活をしていました。ごく普通の家庭の生活でしたが、最近クラリーは無意識のうちにルーン文字を紙に書くようになっていたのです。
そんなある日、クラリーは男友達のサイモンと詩の朗読会に参加し、帰りにクラブに立ち寄るのですが、このクラブの看板にはクラリーが無意識で描いていたルーンが描かれていたのです。しかし看板のルーン文字はクラリーにしか見ることができませんでした。
2人はクラブの中に入るも、クラリーはとある男性が女性を殺害する現場を目撃し悲鳴を上げます。しかし店内にいる人は誰一人として事件に気づいておらず、犯人はクラリーが悲鳴を上げたことで足早にその場を立ち去ってしまいました。
クラブの空気が悪いせいで、ありもしない殺人の幻覚でも見たのだろうとサイモンは言いますが、クラリーは現実だったと言い張り帰宅後すぐに眠ってしまいます。
しかし翌朝、目覚めるとクラリーオン部屋の壁一面に、いつも無意識で描いているルーン文字の書かれた紙がびっしりと張り付けられ、クラリーの利き腕にはチョークが付いていたのです。
事件の犯人と対峙するも母親に危険が迫っていた
「何かがおかしい」とクラリーはカフェにサイモンを呼び出し、ルーンの描かれていた用紙を見せて話をしていましたが、クラブの殺人犯が窓ごしにこちらを見ていることに気づきます。
しかしサイモンにはその姿が見えていないために話しになりません。しかしクラリーは店の裏手で殺人犯の男性と話をすることに成功し、相手が実在する人物だと確信します。
殺人犯はジェイスという名の青年で、「自分のことが見えるクラリーは人間ではない」と断言します。
そして「妖魔」という存在がいることを聞きますが、会話の途中でジョリスンからクラリーの携帯に電話がかかり、出てみると「帰宅するな!」とだけ言い電話が切れてしまいます。
母親の異変を感じたクラリーが慌てて自宅に戻ると、家のドアは破壊され、室内はめちゃめちゃに荒らされていましたが、ジョリスンの姿はなく、犬の姿をした化け物がクラリーの前に姿を現すのでした。
化け物はクラリーを襲おうとしますが……。
予告動画
感 想
子どもも視聴可能なファンタジーもの!
しかし大人目線でみると、ジェイスとクラリーの関係にモヤモヤしたものが残ります。
海外の人気小説が元なだけあって設定はしっかりしている
最近ファンタジーものでも、設定の段階でクソ認定のものが多かったり、ストーリーの練り込みが足りないと感じるものが多いような気がします。
(単純に私が最近外ればっかり引いているのかもしれませんが……)
そんな背景があったので、正直視聴前はあまりこの作品に期待していなかったのですが、予想外にストーリーや設定きちんとしていたので楽しめました。
しかし作品中にBL設定キャラがいるというのは想定外だったのですが、現代ならではでしょうか…。
(これ観た腐女子、絶対ネタにしてそうな気がします。)
あ、でもそういうことをにおわせる発言がある、オネェキャラっぽいのがいる、実際に好きな男性がいるけど片思いっていう設定になっているので、男同士の絡みシーンはありません。
劇場公開当時はときめきトゥナイトとの謎コラボ
あまり知っている人いないかもですが、実は劇場公開時に宣伝プロデューサーが何を思ったか、「世界観が似ている」と、「ときめきトゥナイト」という吸血鬼漫画とのコラボを行い、マンガキャラ版のポスターが存在していたようです。
しかし、いうほど設定似ていると思えないのは私だけでしょうか……(--;
100歩譲ってシャドウハンターが「吸血鬼もの」ならまぁ、いいかって思えるんですが、単純につながり見つけようと思っても「異世界」ってくらいしか思い浮かばない。
ときめきトゥナイトの主人公・蘭世の設定は吸血鬼と狼女のハーフ、蘭世が好きな俊は人間ではあるけれど、世界を救うような設定ないし。
うーん謎過ぎる。
ジェイスとクラリーの関係って結局どうなの?
作品中で互いに思いを寄せるようになったジェイスとクラリー。
しかし途中で「兄妹」という事実かどうかはっきりしない(?)ことを聞かされ、戸惑うことになるのですが……。
あの謎、結局解けずじまいだったような気がするんですよね。
はっきりとそう断言するに足りる証拠が足りない感じで、本当に兄妹だったのかどうなのか、とても気になります。
ここはやはり頑張って原作小説読むべきなんでしょうか?
訃 報
映画版で間歩ナス・ベインを演じていた、台湾系カナダ人でモデルかつ俳優だったゴッドフリー・ガオ氏(享年35)が2019年11月27日に亡くなられました。
中国のテレビ局のリアリティ―番組収録中に倒れすぐに病院に搬送されたそうですが、3時間後に死亡、死因は急性心筋梗塞とのことです。
ご冥福をお祈りいたします。
海外ではドラマも制作されていた!
私はいまだに視聴できずじまいですが、海外ではTVドラマ版も放送されていたようです。2019年に放送される第3シーズンで終了の予定だそうですが、こちらはこちらでBL要素が映画よりもわかりやすく入っていたみたいですね。
気になる人はCATVの海外チャンネルや、動画視聴サイトの海外ドラマをチェックしてみましょう!