「REC (レック)3 ジェネシス」の作品詳細と、簡単なレビュー。
この作品は「R15+」指定となっています。
今回アンヘラは登場せず、全く別の場所で起きたウィルス感染のお話。
たくさんの人が集まる場所なので、感染も早いので化け物化した人達がそれこそゾンビの群れのように見えます。
ラストは思わず涙してしまいました。
作品詳細
原 題:[Rec]3 Genesis
監 督:パコ・プラサ
キャスト:ディエゴ・マルティム/レティシア・ドレラほか
公開日:2012年4月28日
上映時間:80分
前作「REC(レック)2」はこちら!

ストーリー
幸せな結婚式場で起きた悲劇!
人生最高の場所が人生最後の場に……。
いとこの結婚式を撮影するアドリアン
新郎・コルドと新婦・クララの結婚式会場の様子を、コルドのいとこのアドリアンが撮影していました。
ビデオ撮影をしながら集まった人達と会話していると、叔父のペペの左手に包帯が巻かれていることに気づきます。聞けば病院で死んだはずの犬が、突然起き上がって噛まれたと。
その後は何もなく、大勢の人達の祝福を受けた新郎・新婦の結婚式が進んでいきます。
楽しいはずのパーティ会場が惨劇の場に
無事結婚式が終わり、披露宴会場へと全員が移動し楽しいひと時を過ごしており、アドリアンはビデオ撮影のため、建物外でとある人物にインタビューを行っていました。
このときペペが嘔吐しているのを見つけ、さらに防護服を着た人物が門周辺にいて、警察が来ていることに気づき、何かあったのかと疑問に思います。しかし誰かに聞くこともなく、室内の様子を撮影しているとペペが2階から1階のパーティ会場のテーブルに落下。
そして落下した人を助けようとした女性は喉笛に噛みつかれて感染し、襲われた女性が周囲の人々を襲いはじめ、パーティ会場は一気に狂暴化した人達であふれかえりパニック状態に陥ります。
生き残った人々はわずかな希望にかけ逃げようとするが……
何とか披露宴会場から逃げ出したコルドはクララの妹ティータ、モンチョ、アトゥン、アドリアンと厨房に逃げ込み、通風孔から外に逃げようとするものアトゥンは肥満体形だったがめ、入ることができません。
アトゥンはカメラを暗視モードにしてアドリアンに渡し、皆を逃がすために自ら化け物の犠牲に……。
何とか建物の外に出たコルド達は、森を抜けて生存者が立てこもっていた教会へとたどり着きます。そこで化け物と化した人々がなぜか教会の中に入れず、聖水を怖がっていることをコルドは祖母から聞くのでした。
外部と連絡を取ろうにも、携帯が通じず完全に孤立した状態で、生存者と会話中に、クララが館内放送でコルドに向けて神父と一緒に隠れていると伝え、妊娠していたことも話ます。
コルドはクララを救出すべく、教会に飾られていた聖ゲオルギウスのものらしい鎧を身にまとい、武器を手に中央管理室へ向かいますが……。
予告動画
感 想
シチュエーションホラー的なものものもあるけど、新郎・新婦のたがいを思う気持が強く感じられた作品。
ラストが可哀そうすぎて、涙でてきました。
きっかけはありがち?だけど感染スピード早くなってない?
ペペがウィルスに感染した理由、ゾンビものやホラー映画ではありがちな、「何かに噛まれちゃった」もの。まぁ序盤で「死んだはずの犬にかまれた」って聞いたときから、ホラー映画見慣れた方ならすぐ「ああ、こいつが感染源に……」というのは分かると思います。
しかしちょっと気になったのが、1と2では体内にウィルスが侵入してからある程度時間が経たないと化け物化しなかったのに、この作品ではかなり化け物化するの早いんじゃないかと……。
じゃないとあんな短時間でウィルス蔓延しないと思うんですよね。1と2で、元凶のウィルスは「空気感染しない」って言われてたけど、あの変異スピードの速さを考えると、「ウィルスが変化して空気感染するようになったんだろうか?」とちょっと疑問に思えました。
見た目はゾンビにかなり近くなっている感染者
1作目・2作目と比較すると、集団で行動しているあたりがゾンビ感強いですね。ただやっぱり「狂暴化して襲ってる」だけなのか、「人肉を食べる」のかがなんか微妙なライン……。
生物学的に「人間として」は一旦死亡した状態なんだろうけど、バイオハザードの寄生された人っぽさもあるような気がします。
コルドとクララの絆の強さに涙
2人で生き残ろう、助かろうと腕まで切り落としてなんとか門までたどり着いたのに、その結果……。
男女・年齢関係なしにこの2人の絆の強さを感じることができたなら、ラストは号泣まではいかないまでも、ほろりと涙流してしまうのではないでしょうか。
続編「REC(レック)4 ワールドエンド」はこちら!
