「REC(レック)4 ワールドエンド」の作品詳細と、簡単なレビュー。
この作品は「R15+指定作品」です。
アンヘラのその後やストーリーの結末が気になる人は見るべき!
長かった戦いに終止符が打たれる!
作品詳細
原 題:[REC] 4: APOCALIPSIS/[REC] 4: APOCALYPSE
監 督:ジャウマ・バラゲロ
キャスト:マヌエラ・ベラスコ/パコ・マンサネド/エクトル・コロメ/イスマエル・フリッチ/マリアーノ・ベナンシオ/マリア・アルフォンサ・ロッソほか
公開日:2015年1月31日
上映時間:95分
前作「REC(レック)3 ジェネシス」はこちら!

ストーリー
時系列的にはREC2からの続編となる作品です。
今度は逃げ場のない船内での戦い!
臨時検疫施設用の貨物船内で目覚めたアンヘラ
バルセロナ市内のアパートに、取材のため訪れたアンヘラ。悪魔の本体に寄生され、アパートから脱出したものの気を失い、目覚めると病室のような部屋で横になっていました。
しかして脚は拘束され、病衣の状態で診察台の上という不可解な状況……。
ほぼ同時刻、船内の別の部屋でアンヘラを助け出した軍人・グスマンも状況が呑み込めていないため、船内を探索していました。
グスマンと合流するも逃げ場のないアンヘラ
アンヘラは何とか部屋から逃亡したものの、監視カメラが船内のいたるところに設置されており、傭兵たちがすぐに追いかけてきます。途中グスマンと合流し一緒に甲板まで逃げるものの、傭兵たちに囲まれたところにリカルテ医師が現れます。
アンヘラはリカルテ医師の指示で部屋に戻され、グスマンはリカルテ医師と会話し、グスマンの相棒だったルーカスもこの施設で検査を受け、2人をここに送ったのはグスマンの上官だったことが判明します。
さらにアパートと離れた場所にあった結婚披露宴でもウィルスが発生し、唯一生き延びた老女を隔離するために、貨物船を改造して検査施設にしたことも聞かされます。
リカルテ医師はグスマンに簡単にこの船のことを話し終えると、船長のオルテガや乗務員たちを紹介しはじめるのでした。何ごともなく順調にいくはずだったものの、悪魔は反撃のチャンスを見逃してはいませんでした。
予告動画
感 想
1作目よりはアンヘラギャーギャーわめかず、まともに戦ってる印象。
船内という封鎖空間での恐怖を存分に味わえます!
今回は戦う女的イメージが強いアンヘラ
今作のアンヘラは1作目のときのように、知識がなく正体不明な存在が相手というわけではなくなったせいなのか、ギャーギャー泣きわめくこともなくなってます。
後半は一番頼れると思った相手が頼れないと分かり、戦う女というイメージが強いなぁと思いました。ただ他の映画と比べるとそこまでがっつり戦ってるわけでもないんで、アクションシーンとかはあまり期待しないほうがいいかな。
1作目を見てると、アンヘラって自分がよければ他人はどうでもいいや、って性格だと思ってたんですよね。それで今作ではちゃっかり自分一人だけ逃げるのかと思ったら、意外に他人思いやる気持ちもあったのでちょっと驚いた(何)。
船内パニックはまさかの……
アウトブレイクかよ(何)。
船内での感染源や感染経路を知ると、そう思っちゃう人もいるかも?
ウィルス感染して化け物になる、っていうの忘れてたのを思い出させます。
パニックものに多いけど、感染した動物の凶暴さはヤバイ。
調理室での格闘シーンはちょいグロありです。
室内映像は暗すぎるシーン多くてわかりにくい
1~3作品目も同じなんですが、今回も暗いシーンは映像がわかりにくいです。
「電力不足でしょっちゅう停電になる」とは前半で言われていたことなんですが、それにしても視聴者を意識せずに作ったせいなのか、何が起こっているのか、どんなものがいるのかがわかりにくいシーン多かったです。
ストーリー的いまいち感が強い
2まではPOV形式で、個人的にはちょっと見ずらい感があったんですが、今作は3作品目と同様に第三者視点なので見やすい作品ではあったんですが……。
結婚式場で唯一生き残った老婆を出す意味があったんだろうかとか、「はよ化け物どうにかしろうよ!」ってもどかしいシーンも多い。ラストも、ホラー映画あるあるだよなぁって感じで作品の出来としてはいまいち。
もう少しストーリー練ってほしかったですね。
結局これって深読みすればキリスト教だけでなく、政府が関わってるって考えることもできますよね。そう考えるともう少し他のウィルス研究者や、今回の貨物船改造の件で絡んでる政府の要人とか深く追求できる作品にしてほしかった。
まぁそれでも、一応はシリーズ完結ってことになっているので、1・2を視聴してアンヘラがどうなっているのか、どういった結末を迎えるのかが気になっているのなら、見る価値はあると思います。